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- 家庭教育推進協会
9月21日に家庭教育推進協会主催のセミナーに参加させていただきました。
訪問カウンセラーの先生によるお話がとても興味深い物でした。
復学支援機関の代表の先生方もこられていて、貴重な機会でした。セミナー後の懇親会も盛況でした。
セミナー詳細
日時 2019年9月21日(土)
14時50分~17時
場所 大阪上本町「たかつガーデン」
1部 不登校を支える訪問カウンセリングの現状
2部 多様性の時代を家庭教育の視点から考える
同じセミナーが東京でもすでに開催されていますので、協会のブログでもご紹介がありました。詳しくはコチラのブログへ▼
1部 不登校を支える訪問カウンセリングの現状
訪問カウンセラーのA先生は、前職は高校教諭だとか。優しい語り口に納得です。それでいて、意識をそらすことのない話の聞きやすさで時間を忘れるくらいでした。
不登校の支援での訪問カウンセリング(アウトリーチ型支援)は、まだまだ一般的な物ではありません。10年前は、本当に珍しかった物です。現在は珍しさはなくなったかもしれませんが、訪問カウンセリングの技術をもった先生が少ないのは変わらないとのお話でした。
不登校への訪問カウンセラーとしての事例を4つ挙げていただき、それぞれのお話を聞かせていただきました。どの事例もマニュアルのない個々の対応が印象的でした。
気持ちが折れることもあるけれど、子ども達が訪問の先生に会えて良かったという言葉でむくわれると言っておられました。
現在不登校で悩んでいる方へ、家庭内だけで対応が難しくなることが多い時は、行政や第三者に頼ることも大事と言われていました。
常に不登校の最前線で頑張っている先生のお話から、一律な対応がはたして効果があるのかと疑問に思えました。
2部 多様性の時代を家庭教育の視点から考える
訪問カウンセラーのS先生のお話は、新たに出来た法律「教育機会確保法」をとらえてのメリット・デメリットが興味深い物でした。
不登校のために学校で勉強する機会を失ってしまった児童、生徒に対して、学校への登校を強制せず、学校外での多様な学びの場を提供することを目的とした法律
いじめなど不登校になっている子どもに対しては、安心されたご家庭もあるかもしれません。それでも、この法案が完璧な物でなく、賛否両論であること、そのメリット・デメリットを詳しく解説していただきました。
確かに不登校初期の子どもの状態だけ見ると、親も無理して学校に行かさなくてもいいなと思うと安心できます。でも、学齢期をすぎて社会に出た時は?
まだまだ『学校にいかない道を選んだ子どもを受け入れる体勢が整っている社会』とはいえないことも十分に考えられることも不安材料になります。
いじめ以外でも不登校の原因は色々あります。又不登校初期と落ち着いてきた時では対応が変わってきます。どんな対応をとるかを親がすべて決めなければいけない法律とも言える様に感じますね。
懇親会
家庭教育推進協会のセミナーの後は、懇親会がおきまりです。
今回は、親後さん20名と訪問カウンセラーのA先生とS先生。上野先生・藤本先生が参加してくださいました。ご夫婦での参加も2組!お父さんの参加もどんどん増えてくるとうれしいですね。
個人的に、上野先生と近くでお話しすることができ、ブログ話で盛り上がりましたよ(^_^)v
最近の上野先生のブログは、とっても素晴らしい内容なので、ぜひ小学生の不登校で悩んでいるご家庭には読んで欲しいです。
最後に
家庭教育推進協会は、復学支援機関が集まってできた機関ですが、学校に戻すことだけを目的にしているわけではありません。(営利目的の機関でないため、運営も大変なことをお察しいたします。)
それでも、不登校の専門家と言える先生方が、不登校で困っているご家庭をなくすためにと日夜頑張っておられるのを見ると、感謝の気持ちで一杯です。
今回のセミナーは、FHE・エンカレッジの2機関で支援を卒業した方や支援中の方が多かったのですが、協会で支援を受けている方も多くみられました。
協会のホームページはコチラ▼
高校生にも相談の窓口をもうけておられるので、選択肢の一つとして覚えておいてもらいたいです。
又、支援を迷っている方は、代表の先生との相性を見るチャンスでもあります。ぜひ気軽に相談してみてほしいと思います。