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不登校を経験すると、親はいつまでも心配しています。私だけかもしれませんが、意外とそういうご家庭が多いように思えます。

 

中1で不登校になった息子は、中2で復学します。そこでめでたしで終わらないのが不登校の難しさです。

 

復学支援の良いところは、学校へ行きながら家族が変わっていくことだと思います。

実は、復学すぐは親も子供もそれほど今までと変わっているとは言い難いです。もちろん親は不登校という現実を突き付けられることで、色々考えできることを探し、我が子を見、親も勉強した結果、復学支援を依頼することを決意します。

実際思いつきで依頼できるほど軽いものではありません。(お金も意識も)

我が家も普通のサラリーマン家庭なので、金銭的な不安もありました。でも、お金で見える道があるなら、どんなことをしてでもなんとかしようと思いました。

 

たとえば、子供の学資保険をかけている家庭も多いと思いますが、子供が学校へいかなければ、学資を将来のために貯めておいても、意味がないわけです。

 

たとえは悪いですが、もし家族が病気になって、外国に有効な治療があれば、なんとしてでもそれを受けたいと思います。それと同じような気持ちでした。

 

復学支援は、例えるなら坂道を一気に上るようなものだと聞いたことがあります。

子供も急な坂道を上るのは大変。辛さもあります。

でも、「訪問の先生が一緒に坂道を登ってくれる、後からささえててくれる」となるとどうでしょうか。

子供も他人のお兄さん(お姉さん)がこれだけやってくれるのなら頑張ってみようかなと思えてきます。これが最初の登校からしばらく続きます。

 

親は一緒に坂を上ってやることはできません。できるのは、親の心配を子供におしつけて、やる気をくじいてしまわないようにただ見守るだけです。

 

実際、我が家は今までの子育てがすべて否定された結果の不登校だったと思っています。では、どうすればいいのか?どうすれば、息子にあった子育てができるのか?

 

それを親は一から支援の先生に教えてもらって、一つずつ実践していくわけです。

 

私は、失敗したらどうしようというネガティブな思考の持ち主だったので、慎重に子供に対応するタイプでした。(事前に先生に対応の仕方を聞いて子供に対応する)

 

でも、前に進もうとするポジティイブなお母さんは、子どもとぶつかってしまって、坂道の途中で邪魔をしてしまうということもあると聞きました。

 

この坂道は、子どもにとっても色々なようです。

息子は、いちど転がり落ちて学校へいけなくなりました。

 

そんな坂道を「もう一度登れたら、もう二度と落ちないようにしよう」
そう思うタイプではなく、今しかみえない。だんだん危機意識の緩んでくるタイプだったようです。

 

なので、緩んでくる絶妙のタイミングでよく訪問の先生が入って仕切りなおしてくださいました。

 

なかには、何度も坂道を落ちてしまう子もいます。でも親があきらめなければ、何度でも上る力はどんな子でも持っているのです。

 

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