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カテゴリー:不登校経験からわかること
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不登校と肥満は密接なつながりがあるといえます。

もともと、運動が苦手で学校でうまくいかずに不登校になって肥満が進むという場合もあれば、とてもスポーツが好きだったのに、不登校になって家から出られずに肥満になったという場合もあるかと思います。

 

大人と違って子供の肥満は環境に左右されることが多いです。その環境に不登校という問題があればさらに大きく影響されます。

我が家の不登校を経験した息子も見事な肥満体型となりました。その経験をふまえて書いてみました。




 

 

我が家の経緯

 

不登校を経験した息子は小学5年生の頃はそんなに背も高くなく、体型もどちらかといえばやせ気味でした。

 

身長は中学生になったころから伸び始め、今では私の身長を追い越しました。体重が小学6年生の頃から徐々に増えはじめます。

原因の一つに夏休みなどの長期休みの間の昼食にもあったと思っています。その頃はもう母は仕事をしていましたので、家に何もないと、ラーメンやコンビニの弁当ですませることが多かったようです。

母親の私も忙しさにまぎれて、子供の食事の管理ができていなかったと反省しきりです。息子は、小6の夏休みはよく一人で自転車に乗って遠くのゲーム屋や、古本屋に言っていました。このせいで下半身が発達し太ももが太くなりました。

 

中学校にあがってすぐ、よく膝が痛いと言いだしました。あまり痛みが続くようなので病院で診察してもらうと、『オスグッド・シュラッダー病』という病名をいわれました。

 

成長期の子供に多く、膝に強い痛みがでます。息子の場合は急激な体重増加と下半身の酷使に体がついていかなかったのだろうということでした。

膝の痛みは成長と共になくなるようで、ただ膝の下にできたふくらみ(出っ張り)が直らないだろうということでした。男の子なので特に気にせず、様子をみることにしました。

 

ただこのことの弊害として、ただでさえ苦手な体育が膝の痛みも加わって、嫌がるようになります。

  • 膝が痛いから、みんなと一緒に走れない。
  • 体型がみえる体操服がイヤ

これも学校を休む理由の一つだったのではないかと今では思っています。

 

我が家から中学校まで20分程かかり、帰りは急な長い坂道があります。毎日登校しているだけで、結構な運動量です。もともと体育が苦手なうえに、膝も痛い、体型も嫌・・・。
クラブもテニス部に入ったため毎日走らなくてはいけません。

 

中1の夏前から不登校になり、毎日の運動量が激減しました。家でゲームやパソコンの毎日です。でも食べる量は変わりません。
親もあまり食べることまで注意しても、もっと追い詰めるだけかもと思うと食事規制することもできませんでした。

 

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不登校中の肥満

 

 

息子は、中1の秋頃から太りだし、それから半年間で見た目が変わるほど太りました。
ちょうど不登校の安定期に入るころで、親もそっとしておこうという気持ちが強く健康管理まで投げ出してしまっていました。

 

もともと食べることが好きな性格だったこともあり、家で用意しておくお昼を食べずに、
自分でラーメンを作ったり、チャーハンを作ったりしていたようです。

 

この年頃の子供の昼食は学校の給食で650kcal程度でしょうか。(我が市では中学校も給食があります)
息子は家でラーメンとチャーハンそれに唐揚と1000kcalは食べていたのではないでしょうか。

 

不登校期間中は運動量が減るわりには食べる量が変わらない又は増えるため太る子供さんが多いと聞きます。
ただ思春期の息子に、「太ったんとちがう?」「体重はかる?」とはなかなかいえません。

 

中2の4月になって新学期に再登校を自力でトライした時に学校での体重測定がありました。ここで初めて体重の増加を数値で目にしたことで危機感を覚えます。

 

数値でみる肥満

肥満の判定

肥満は、BMIという肥満度を表す指標で判定します。

・25以上は肥満

・普通の男子中学生は20程度
※詳しくは記事後半で

  • 中2 4月    BMI 31.6
  • 中2 7月再登校 BMI 34.2・体脂肪45%
  • 中2  1月    BMI 31.8・体脂肪38%

 

中2の4月に体重測定をした後は、又不登校状態だったので、夏前に再登校した時点ではさらに増加しています。体の半分近くが脂肪という現実は受け入れがたいものがありますが、これも不登校の弊害の一つです。

 

 

再登校後の肥満

 

 

再登校により学校生活で規則正しい生活を送っていたことで半年で5kg以上の減量と体脂肪の減少がみられました。

学校生活では本人がやりたくないこともやる状況がたくさんあります。そして毎日の習慣化が一番のダイエットとなりました。

 

本人も親の目の前で体重計に乗って、ちょっと減った!と喜んでいます。

ただ体重は食事の制限をしているわけではないためそうそう減るものではないのですが、体脂肪の減少がお腹の出具合の減少とつながって本人にも実感させてくれるようです。

 

成人とは違い、子供の肥満は食事を制限すると成長が阻害されることがあります。
食事の内容を変えることは必要ですが、量の制限は行いません。
運動量の増加と身長の伸びで肥満解消をめざします。そして、体重減少より現状維持を第一の目標とします。

 

ただ不登校児の場合は、学校にいけない状況の改善が優先事項のため、太っていることは二の次として考えます。

ある程度の肥満(少しぽっちゃりしている)であれば、気にすることはないのですが、我が家の息子のように小児メタボの範疇に入ってくると、今度は、心臓への負担・膝への負担・糖尿病の危険性の増加がみすごせない要因となります。

 

我が家の反省でもありますが、もし現在不登校中の子供さんがおられ太ってきた気がするという方は、ぜひ食事に気をくばってあげてほしいと切に思います。

 

息子は学校にもどりがんばっていますが、すぐに痩せるはずもなく、友達に「ブタや〜ブヒブヒ」とからかわれたことがあるようです。
これも親の私の配慮不足の結果です。

 

 

子供の肥満の傾向と対策

 

息子の現状を書きましたが、あくまでも我が家の場合です。
一般的な子供の肥満と不登校による肥満、そして問題点を整理しておこうと思います。

 

子供の肥満は学童期と思春期によっても判定基準が違います。

学童期(小学生)は年齢ごとの身長差が激しいので『肥満度』を使います。
もう一つの判定基準として『BMI』があります。

(※詳しくは記事最後に記載)

 

我が家の場合は、不登校時は14歳であり、ある程度身長が伸び大人に近くなっているため
『BMI』でもよいと考えます。

 

不登校児又は不登校経験児の場合は、本人への働きかけは微妙な問題があるため、病気の発現(糖尿病・心臓病・脂質異常症など)がない場合は、本人というよりまず親が実行し食事環境を整えるべきだと私は考えています。

もちろん本人の意識や運動習慣など必要なのですが、あまりマイナス面を押し付けることによって不登校に逆もどりでは意味がありません。

 

肥満児の傾向

  1. 朝食を食べない
  2. おやつをしっかり食べる(スナック菓子・ハンバーガー・ピザ)
  3. 飲み物にジュース・スポーツドリンク・甘いココア・コーヒーをよく飲む
  4. 夕食にお惣菜をよく利用する
  5. 外食が多い(週1回以上)
  6. 夕食に揚げ物がよくでる
  7. 洋食・中華メニューが多い
  8. マヨネーズをよく使う
  9. あまり噛まずに食べる・食事時間が速い
  10. 大皿料理が多い
  11. 夕食時間が遅い
  12. 夕食から寝るまでの時間が短い
  13. ながら食い(テレビをみながら食べる)
  14. 一人で食事を食べる(個食)
  15. 休みの日に1日中ゲーム・パソコンをしている

以上の項目であてはまるものが多いほど食べすぎになり肥満傾向が強くなります。
皆さんのご家庭はいかがでしょうか。

 

子供だけではありませんが、夜遅く仕事や塾から帰ってきて、短時間にかなりの量の食事をしてすぐ寝てしまうのは最も肥満を助長します。
これを避けるために帰宅が遅くなるようであれば、途中で少し何かを食べておき、その分だけ夕食の量をへらし、夜遅い夕食のカロリーを減らす。
そしてその分翌朝の朝食をしっかり食べ、その日の活動源として蓄えるようにします。
同じカロリーの食事をとるにしても、1度にどか食いするほうが身体に脂肪(中性脂肪)がつきやすくなり要注意です。

 

我が家の場合、この肥満の傾向の1・2・4・9・11・13ががあてはまります。

1 朝食をたべない

朝起きるのが苦手で朝食を食べないことが多いです。
だからといって、登校前にうるさくいうことの弊害もあります。(支援の先生は、朝食を食べるかどうかは本人の問題なので用意をしてあることを伝えるだけにするようにと教えていただきました)

 

朝食を食べない分、昼食(給食)でおかわりをします。これも一度に大量に食べることになるため、脂肪の蓄積が心配ですし糖尿病予備群のお子さんの場合は問題です。

 

息子の担任の先生が、『給食のおかわりは1番はダメ、誰かがおかわりしてから』ルールを作ってくださいました。
このおかげで、まわりの人とのペースをあわせることができるようになりました。

 

2 おやつをしっかり食べる

学校から帰宅後おやつを食べる時、家族が家にいないためセーブがきかない

 

9 あまり噛まずに食べる・食事時間が速い

これに関しては学校の給食でのルールや家で食べる夕食時に注意しています。又野菜などを大きく切り、よく噛まないと食べれないようにします。

 

4 夕食にお惣菜をよく利用する 11 夕食時間が遅い(20時〜20時半)

この2点に関しては親の責任です。
夕食は20時に食べ始めるように心がけたいと思います。又お惣菜の利用も反省です

 

13 休みの日に1日中ゲーム・パソコンをしている

本当はもっと運動を増やすことで、減量がスムーズに行くのですが、この部分は不登校経験児にとっては、あまり口出しはよくないのかと思います。

 

この6項目を変えていけるよう、息子の体重が増えないよう頑張るのも親の仕事ですね。

 

 

親ができる肥満予防の対策

生活習慣の項目(1.2.9・13・15)は不登校中であるならば、親は黙認していてもよいかと思います。

優先順位としては、親ができる食事の内容・環境の整備が大事といえます。

 

肥満防止のために親が実行したいこと

  1. 朝食は、食べても食べなくても普通の食事を準備する
  2. おやつは、あまりカロリーの高い物ばかりにならないようにする。子供の好きな物は量を決めて出す。それ以外は家に置かない
  3. 飲み物はお茶かお水として、冷蔵庫に甘い飲み物は置かない
  4. お惣菜を利用する場合は、野菜中心とする
  5. 外食はできるだけ控える
  6. 夕食の揚げ物は毎日はださない。(できれば週1回くらい)
  7. 夕食は和食中心とし、洋食・中華メニューでも量に注意する
  8. マヨネーズの好きな子は、自分でかけず先に親があえておく
  9. しっかりと噛まないと食べにくい食材を利用する。
  10. 1品料理(丼やカレーなど)よりも、ごはんとおかずに分かれた形態にする
  11. 夕食から寝るまでの間が3時間は空くようにする

 

毎日の家庭の料理をちょっと気をつけるだけで、家族健康度がグン!とアップします。

ぜひ、実行したいものです。

 

 

≪参考≫

肥満度の計算ができます▼

 

★肥満度(学童期向け)

肥満度とは、標準体重に対してどのくらい体重がオーバーしているかをパーセントで算出し判定するものです。標準体重は検診などの全国の平均値をもとに決められています。身長が同じでも、年齢、性別によって体形や体組成に差が生じてきますので、標準体重は男女別・年齢別・身長別で算出されています。

肥満度(%) = 100×(体重ー標準体重)÷標準体重
プラスマイナス20%以内 … 標準体重
プラス20〜30%まで   … 軽度肥満
プラス30〜50%まで   … 中等度肥満
50%以上        … 高度肥満    と判定されます。

 

 

★BMI(Body Mass Index)(思春期以降向け

BMIとは「肥満度をあらわす指標」のことで、成人の肥満度を評価する代表的な計算方法です。最も病気にかかりにくい体重を調査し、その値を理想体重としているのが特徴です。(体重の単純な平均値ではなく、見た目のスタイルの良さなども考慮されていません。)

BMI = 体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
18.5未満   … 低体重
18.5〜25未満 … 普通体重
25以上    … 肥満
成人(目安としては思春期以降)では理想が22とされ、25以上から肥満I、II、…と肥満判定のレベルが上がっていきます。




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不登校を経験して、子供との距離の取り方を考えることが多くなりました。

近すぎると過干渉となりますが、離れすぎもいけません。

そんなことも、不登校を経験してわかることの一つでした。




 

子供との距離の取り方

 

以前に、京都の大原に1泊で友人と行った時のことです。
私が新卒で入った仕事場の同期の4人で、○十年以上ぶりの再会です。それぞれ辞めた時期は3年目・5年目・6年目と違います。
子供がいる人・いない人、色々です。でもみんな今も仕事はしています。

 

その中で、中2の女の子のお母さん(A子)がいます。A子は実の母と同居で、ご主人ともに行政で働いています。
彼女は仕事が忙しくほとんど家事ができない。みかねて母がやってくれる。お弁当も娘が自分で詰めていく。と言っていました。

 

「子供に関しては何もしていない」と言いう彼女。

少し前の私なら、「そんなことじゃダメよ。勉強は?クラブは?」と他人の家庭のことにまで口を出していました。
自分の方法以外は認められなかったんです。

 

でも息子の不登校を経験して、彼女の場合子供に手をかけないことが良い状態なのだと見ていてわかります。娘さんも、朝は自分で起きて登校されていますし、家のことも手伝っておられるようです。

それもA子が自分がするべきことはしっかりとし、できないことは家族に頼み、素直に感謝できることの結果なのだろうなぁと感じました。

自分なら、やらなくていいことまで私がやらなくちゃと手と口を出していたなと今ではわかります。

でも以前は、これが全くわからなかったんですよね。

子供との距離の取り方について、考えさせられます。

 

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極端でなく中庸が大事

 

息子についていえば、あまり率先してしゃべるタイプではありません。ついこちらから話しの糸口をつかもうとしゃべってしまいます。
それが、息子にしたらうるさい・めんどくさいとなるようです。

 

それならば、あまり口を出さずに見守ろうと思っていると今度は息子のほうから近寄ってきます。いったいどっちなん?という感じです。

 

中2の頃の息子は、思春期に入っていますのでいつまでも小さな子供扱いではいけないと思っていました。でも男の子ということもあるため考えていることがいまいちわかりません。

 

特に朝の登校前はこちらから何かいおうものなら、すごく不機嫌な顔で怒っています。

支援の藤本先生に伺った時に、「もうほっといていいですか?」と聞いたこともありました。
さすがに「極端ではなく中庸が大事ですよ」といわれてしまいました。

 

以前藤本先生のブログでコメントさせてもらった時のお返事で、とてもぴったり来る言葉をいただきました。(引用させていただきます)

 

返答
彼らが思春期にさしかかる時期が一番理解しにくいと親が感じる時期かもしれません。
彼ら自身も自分を理解できていなかったり、まだ表現方法を見つけていない時期だからでしょう。
特に難しく感じるのは、親が寄ってくることを避けたくなる時期でもあるので、変に距離をとってしまってその距離を縮めにくくなってしまったり、嫌がっているのに無理に近づきすぎて反発をかったりととても距離感が難しいので、わからないと投げ出したくなる親の気持ちもよくわかりますよね。

まさにこの心境です。でも投げ出しちゃダメですよね。

 

そして高2の娘の場合は、又違うと感じさせられます。

娘に対しては同性ということもあり、ついつい自分の考え方を言いたくなります。心のどこかに、娘が母親になった時に伝えたいと言う思いがあるのでしょうか。

 

今まで娘には手や口を出しすぎていたのだと思います
娘 「お母さん、どうしよう〜」
母 「こうしたら」
という図式が出来上がっていました。

それが、息子の不登校で私の意識が息子にばかりいき、娘の手を放した形になっていました。

 

支援を受け始めて、娘への対応も変えました。
娘への口出しをしないように対応すると、娘はなんで答えてくれないの?と不満に感じるようです。
そして、『お母さんに言っても答えてくれないし』 となってしまいます。

我が家の子供との距離をみつけることが、これからの私の課題でしょうか。

 

 

不登校と母親の仕事

 

 

我が子が不登校になった時、母親は仕事をどうするか?誰もが悩まれたのではないでしょうか。

 

我が家も、息子が不登校になった時、私はフルタイムで仕事をしていました。

朝は朝で自分の出勤時間が気になります。このため、最初は息子が今日は休むというと、
「わかった。じゃあお母さんは行ってくるからね」と。

 

朝起きていないと、いったい何時に起きたのかわからず、仕事先から何度も電話をいれますが、息子はでません。昼間は何をしているのか検討もつきませんでした。

 

一度息子に「昼間寝てるのはさみしいから?」と聞くと「そうや」との返事に言葉がありませんでした。

 

昼間親の目が届かないということはお昼御飯の問題もでてきます。
息子に今日のお昼は、コレといっておいても、自分で好きなものを作って食べていることもありました。

 

ネットで情報を集めていた時も、『子供の一大事なのだから仕事にいってる場合じゃない』といった趣旨の所もありました。
その考え方も否定できません。

 

でも、息子が不登校になったのは13才。
あと5年もすれば、なんらかの形で違う道へ進んでいくだろう。じゃあその時親の私はどうしているだろう。
こう考えると家でずっといることがたまらなくイヤでした。

 

息子が立ち直ってから仕事をすればいいじゃないかとも思いましたが、今度は私の年齢がたちふさがります。
息子が新たな道を歩き出した時に、私は何をしているのか、何も手の中に残らないのではないかと考えると、『仕事をやめない』選択をしました。

 

もちろん仕事を続けることで家族にしわよせがいきます。家事も完璧にはできません。昼間の息子のことも気になります。
問題から逃げるために仕事を選んだのかもしれません。

 

仕事を続けることは、母親のわがままといわれるとその通りかもしれません。
でも、仕事を続けることで多少のお金は使えます。

公共の機関はお金はかかりませんが、息子に直接働きかけてくれる所はありませんでした。

この仕事をするという選択をしたことで、問題解決のためにお金を使うという道があるのではないかと考えました。
多少のお金はかかっても、息子の時間を無駄にしないのならそれも一つの方法ではないかと。

 

もし仕事をやめて家にいてれば、きっと息子への口出しが多い私はもっと息子を追い詰めていたかもしれません。
自分が安心したいがために、息子の一挙手一投足まで指図していたのではないでしょうか?

 

この時の決断が、我が家の家族としての新しい一歩だったのだと今感じています。




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この記事は、2009年当時1年間の不登校から中2の7月に復学した息子のことを綴った記事を再編集したものです。



 

復学後の中2の3学期に藤本先生と中学校へご挨拶に行った日に、色々とお話させてもらいました。

まだまだ、学校で色々起こる毎日で、親の方も生活の中で起こる問題になんとか対応には慣れてきたころでした。それでも、まだ子供からの問題行動があっても、それをどういった方向へすすめていけばいいのかわからない状況で、藤本先生にメールで支援してもらう毎日でした。

 

いくら問題があっても息子が今学校へ通っていることが奇跡であり、一歩間違えれば自分の部屋に引きこもっているであろう息子の姿が目に浮かびます。

 

もし、復学支援という道を選んでいなかったら?何をやっても無理なんだとあきらめていたら?

部屋からでてこない息子、それを見て家族もバラバラになっていたと思います。

さいわい専門家の方に助けていただきましたが、自分のことだけを思って喜んでばかりもいられません。

 

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親の気持ち

 

 

不登校初期には、きっと皆さん通る道なのだと思いますが、親は混乱します。
自分の人生30年・40年生きてきた中で一番悲しい事件です。かわいい我が子のことですからなんとかしようと思います。
でも全く未知の世界でどうすればよいのかわかりません。

 

今は情報の世の中ですので、本やネットといろいろな方法が目にとまります。
でも自分が良いと思う方法は自分の価値観や基準の中で判断するので、子供にあうのか我が家にはどうかわかりません。

 

私も、つい自分は悪くないと思い、自分が楽になれる方法を選択したくなりがちでした。

我が家は息子の性格と家庭内の問題のせいだという考えがあったため、自分達家族の問題ととらえました。

しかし不登校のきっかけがいじめや学校の対応などであった場合、つい責任を他人にむけたくならないでしょうか。

 

子供が不登校になっても日常は変わりなくすぎていきます。どうすればいいんだろうと考えても答えがでないことが日常になってくると、親の心が疲れてきて自分が安心できる方法があれば、それが子供の状況にあわなくても無理にこれでいいんだと思っていないでしょうか。

 

私も自分が安心したいがために不登校の事実から目をそむけていた時期がありました。
あのまま時間がすぎていれば、又違った道を行っていたかもしれません。

 

 

不登校の情報

 

 

不登校の情報は、まず学校に求めるのですが公的機関としての学校であるため、営利目的の所の紹介はしてくれません。

担任に相談し、スクールカウンセラーに相談しますが、先生方は情報はもっていても、その子その子によって状況が違うため教えてはもらえません。
学校の中で不登校の子供が何人いるのか。
その子供たちはどんな対応をしているのか。
とても知りたかったのですが、個人情報であるため知ることはできませんでした。

 

子供の進路のことに関しては学校の先生・塾の先生・先輩のお母さんと、いろいろ情報収集します。子供の学力レベルもあわせて考えます。
それと同じように不登校解決の道もいろいろな道があるのだと周知されるようになればと願ってやみません。
このブログも少しでも誰かの役にたてばと思います。

 

○○の専門家

 

 

残念なことに学校の先生は教育の専門家ですが、不登校の専門家ではありません。

又病院の医師も病気の専門家として診断はしてくれますが、我が子にあった対応は10分程度の診察では難しいのではないでしょうか。(もちろんすばらしい先生もおられます)

 

私は不登校の息子のために、勉強というより人とのコミュニケーション能力を伸ばすために、家以外の場所を探しました。
私立のフリースクール・居場所としての私塾、他にも色々あります。

 

不登校の初期をすぎて、子供が落ち着いてきたと思った時、「学校は気になるけど、行かないんだから仕方ない」と思ってらっしゃる親御さんがおられましたら、この世の中には不登校の専門家がいることをぜひ知ってください。

 

学校にもどれるとは思ってなかった、という方もおられると思いますが、もしかしたらまだ知らない解決策があるかも・・とあきらめずに動くことが親の役割だったんだと今では思っています。

 

再登校したから言えるんだ。我が家はこれでいいんだと思う気持ちに、どこかにひっかかる思いはないでしょうか?
経験したからこそわかったこともありました。

もちろん我が家の方法が一番良い方法とは思いませんし、不登校は、子供一人一人違うように対応・方法も違うといわれます。

私の知らない方法・世界がまだまだあったと思います。でも子供のことを思って涙する辛い気持は親として皆同じだと思います。

我が家の反省は親があきらめた時期があったため、1年間という長い時間を息子に無駄に過ごさせてしまったことです。

 

-◇-◇-◇-◇-

 

当時この記事を書いた時は、こちらのブログの記事を読んで書かずにおられない気持ちになりました。
もしも・・・僕が立つことができるなら

 

この時の気持ちに間違いがなかったことは、10年後の息子の今を見て確信しています。
息子は、今仕事をして社会人として働いています。相変わらず勉強は苦手で、字も汚いですが(笑)

仕事場で同僚の方たちと談笑している姿をみて、学校という場で培った色々が今社会で働く息子の土台の養分となり、しっかりとした土台ができたことで、さらにその上に積み重ねることができるようになっています。

 

我が家の不登校に力を貸していただいた先生方に感謝の言葉を贈りたいです。

ありがとうございます。




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息子の部屋の大掃除をしました。現在息子は25才・社会人です。
もう大人なんだからと、手を出さなくてもいいのかもしれませんが、とうてい1人で片付けられない惨状のスゴイ部屋だったんです。

 

机とベットと本棚だけの5畳ほどの部屋ですが、足の踏み場もないくらいの状態でした。
ある理由があって、息子の口から片付けを手伝ってほしいと言ってきました。

 

 

不登校中の部屋の片付け

 

子どもが不登校になると、部屋の片付けなど一切しなくなります。

 

子どもは、学校へ行けない心の状態であることから、部屋の掃除などの些末なことは考えられなくなるのはよくわかります。
でも、親は部屋の片付けや朝時間通りに起きるといった生活習慣の是正ができれば登校に結びつくんじゃないかと考え、子どもに無理強いする結果となりがちです。

 

我が家の場合でいえば、部屋の片付けと不登校は関係なかったのかなということです。

小学生の間であれば、親が声をかけ、片付ける手本を見せることで子どもも習慣化することが可能だと考えられます。
しかし、中学生・高校生になるとこの方法は、あまり効果がないように感じています。

 

子どもの性格にもよりますが、きれい好きなタイプのお子さんは、神経質なくらいキレイにしますし、あまり気にしないお子さんは散らかり放題という傾向にあるように思います。

 

我が家は、それほどキレイ好きという親ではなかったこともあり、藤本先生に部屋の片付けのことで相談した時にも、きっちりと片付けさせたいなら、親も片付けないといけないと言われて、諦めたという経緯もあります。

 

 親が手を出して片付ける?

子どもが片付けないのであれば、親が片付けますか?

 

もちろん、そういったご家庭もあるとは思いますが、我が家はなんか違うという気がして、親が片付けるという選択肢はありませんでした。
もし、一生子どもの部屋を片付けてやるというくらいの気もちがあれば、それもアリなのかなと感じています。

 

中学生の子どもの部屋を親が片付けるのはアリでも、社会人になった子どもの部屋を親が片付けるのは、ちょっと問題ありのように感じるのは私だけでしょうか(-_-;)

 

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再登校後の訪問の先生との片付け

 

再登校をすると、まず登校することが第一となります。それ以外のことは些末なことになり、できるだけ口をださないようにしました。

それでも、あまりに部屋が散らかっているのをみて、何度か藤本先生や訪問の先生にも相談させていただきました。

 

訪問の先生が家にこられる時には、まず息子の部屋の掃除からスタートということも多かったようです。

息子も、大好きな訪問の先生に言われると、嫌がらずに片付けていました。

それでも、毎週訪問の先生がくるわけではないので、徐々に部屋は散らかっていきます。

 

訪問の先生方にも色々聞いてみました。

訪問N先生
訪問N先生

〇〇くん(息子)の部屋は、3層くらいになっていますね。まず掃除からが定番になっています

 

訪問M先生
訪問M先生

きっと好きな子でもできて、家に呼ぶようになれば片付けますよ

こんな感じで言われていました。

 

ちょっとその予想は外れましたが、確かに息子自身が片付けようと思うきっかけがあったんです。

 

 

息子が部屋を片付けようと思ったきっかけ

 

部屋の片付けが苦手というか、あまり頓着しない息子が部屋を片付けたいから手伝ってほしいと言ってきました。
何が原因だったと思いますか?

それは、ゲームとボーナス!

 

任天堂のスイッチにリングを握ってストレッチをするゲームを購入したようです。

ストレッチなのである程度の場所が必要になります。それまではベッドの上でやっていたようですが、どうも狭さに耐えられなく鳴った様子で・・・

 

そして、もう一つの要因はボーナス!
息子は今社会人として働いているので、冬のボーナスもでました。まとまったお金が手に入ったことで、ベッドを買い換えることを思いついたようです。

 

スペースを確保するために、折りたたみのすのこベッドを通販で購入。このベットを設置するためにも掃除が必須でした。そして、私と休みを合わせて、大掃除開始です。

 

息子の部屋は床が見えないくらいの散らかりようで、ゴミ屋敷のようでした。
あまりのスゴサに、片付け終盤のこの写真しか撮れませんでした(>_<)

ベッドの下からも山のようなゴミやペットボトルが・・・(^^;)
ベッドの天板をのけた場所でこの状態ですから、推して知るべしですね。

 

結局ペットボトルだけで、45ℓのゴミ袋9個!出てきました。

 

感謝のランチは最高!

 

お昼の時間まで掃除をして、ランチに出かけました。私の方でお金を出してもいいかなと思っていたら、息子自ら手伝ってもらったからなんでも食べていいよとの嬉しい言葉をかけてくれました。

 

息子の言葉は、自分がおごるのが当たり前という態度もありコチラも遠慮せずにおいしくいただきました。息子からこんな言葉が聞けるようになるまで長い時間が必要でしたが、嬉しい結果となりました。

 

片付けた結果、スペースがうまれました▼

 

そして、ここを使いやすいようにと考えた結果がこちら▼

 

片付けの完成度合いからいえば、ぜんぜんキレイになってはいないかもしれませんが、息子の部屋の惨状を知っている方には、これでもスゴイ片付いたとわかっていただけるでしょうか。

 

 

不登校と部屋の片付け

 

不登校中は、部屋は片付けないものと思った方が良いかもしれません。部屋を片付けることよりも大事なことで子どもは悩んでいるわけです。

それよりも、子どもと話ができる関係を維持することの方が大事なように思います。

 

もちろん、親主導で部屋の片付けをしてもいいのですが、そうすると親はどうしても、「部屋を片付けてあげたのに、どうして学校へいかないのか」という苛立ちが産まれてしまいます。

 

こどもが自分自身の理由で部屋を片付けたいと思った時に親にお願いをできる関係性を作って置くことの方が大事なことだと感じます。

 

我が家も、まだまだ父親と息子の関係は微妙な物があります。なので今回は母親だけが手伝い父親には報告だけにしました。

 

 

最後に

 

我が家は、息子の不登校で支援の先生方からたくさんのことを教えていただきました。親である私にも「子どもはこうあるべき」という思い込みもたくさんあり、それが違うということも身をもって経験しました。

 

そして、半ば諦めていた息子の部屋の片付けという問題も、時間がかかりましたが、息子が自発的に片付けをしようと思う時期がやってきました。

でも、時間がかかりすぎなようにも思うのですが・・・(-_-;)

 

もし、子どもが部屋を片付けない困っているのならば、子どもに片付けなさいという言葉も大事ですが、それ以上に子どもとの会話が普通にできる関係性が大事だと覚えておきたいものです。




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