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- 我が家の不登校の軌跡(中学生の息子)
中学入学後から始まった我が家の不登校の記録をまとめています。
6月から様子がおかしいと気づきはじめ、まだまだわけがわからずに、手探り状態だった時期です。
公立の相談機関へ、この日息子を連れて心理検査にいきました
親子別々です。息子はあまり乗り気でなく対応された心理の先生も
時間をもてあまし気味だったようです。
母親の担当の方に息子の小さい時からの様子や、小学校時代のこと、
中学校入学後のことなど順を追って話しました。
息子は小さい時は言葉が遅く、しゃべることより体を動かすことを
好む子供でした。
今も友達と言い合いになると、言葉で勝てないためか
すぐ手が出てしまいます。
まだまだ息子のことを平静に話すことができません
検査終了後、心理の先生に様子を伺いました
「プライドが高いようですね。
そのギャップが本人も許せなくてつらいのでしょう」
担当の方は、「ゆっくりさせてあげて」と言われます。
でも、いつまで?
2学期から学校へ行ってほしい! と思いますが、
他人とのコミュニケーションや対応の仕方ができていないことが
原因ではないかと思えます
息子が変わらないといけないが、それが難しい
↓
変わるためには学校へ行き、他者の中で過ごす必要がある。
↓
でも何も変わらない学校へいくのはつらい
どうどうめぐりです
1か月後に検査結果を聞きにいきます
7月は、登校日が1日だけでした。
中学校の担任・生徒指導の先生・母親で結果を聞きにいきました
『大きな障害はない』ということでひと安心したのですが、次のようなことを伺いました。
・知的レベルは弱くはないが、苦手な所はダメ(得意な所はよくできる)
・自分の関心のあることは得意で、難しい言葉を使って説明するが、他の子と知識を共有するのは難しい
・1つにこだわると切り替えが難しい(柔軟性に乏しい)
・手作業の面は苦手(物を早く作る・早くしないといけないと思うのはだめ)
・結果を予測して進めるのが苦手で、1度に多く周りから言われると混乱する
対人・情緒面
・達成しよう・やり遂げようとする意欲が低い
・他人から評価を受けるのが苦手(うまくいかないかもと思う)→やることを遠ざけて自分が傷つかないように守る
・無人島に行くなら誰と行く?→『誰とも行かない』
周りの人との不信感・敵意がみられる
周りから否定的な評価をうけ続けている。周りは敵
・やってもできない→無力感→ひきこもりがち
心理の先生からの結論は
『学校に行くのは大事だが、無力感・悪いイメージが強い。まず信頼感の回復が大事。
生活の中で楽しいイメージを回復すれば物事に対する意欲もわくが、今は集団の中ではつらいでしょう』
とのことでした。
学校の先生から特別支援教育のことを聞きました、
又手先がうまく使えない(筆圧・字の書き方)ことが気になるための医療機関の受診もすすめられます。
この時きいたことはどれも思いあたることでしたが、じゃあどうすれば良いのかということはわかりませんでした。
公立機関へは中学校から紹介していただきました。
夏の暑い時期に、息子を連れて検査を受けに行ったことを思い出します。
検査の結果は、間違いではないのですが、この不登校初期の状態の時には息子自身の気持ちも落ちている状態なので、なにをしても正確な結果にはならないと思っています。
検査の結果、息子にもグレーゾーンに入る可能性も大きいのだとわかったことは、この後に対応に心がまえができたように思います。