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息子の不登校初期のことをまとめています。

2学期になっても、登校できない様子をみて、相談できるところを探し始めました。

まず、学校から紹介された市の相談機関。そして、市が運営している適応教室に行くことになります。

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市の教育相談

心理検査の後、医療機関での受診を一度受けてみてはということになり、大学病院のメンタルヘルス科に受診を依頼しました。
この時点で12月まで予約が一杯ということでしたが、とりあえず予約をいれました。

このことを担任の先生に報告すると、同じように医師が担当する相談で、市が行っているものがあるということでこちらも申し込んでもらいました。

これは『医学および心理学の専門家による教育相談』で市の事業として行っています。

息子に一緒に行ってみようと誘うと、この時は場所が以前話に出たフリースクールということもあってか、了解してくれました。もしここに通うことができたらと思い、この日は親子ともに自転車です。

まだまだ暑いさかりでしたが、息子は文句を言わずについてきました。
息子も心の中では、何とかしたいと思っていたのでしょうか

担当の先生(医師)に今までの経緯を説明しますが、たくさんありすぎてうまく話せません。
時間の制限もあるしで、事実のみ話しますが何か気持ちがこぼれおちていく気がします。

先生は人間として伸ばすことを考えるようにといわれました。
母 「具体的には、どうしたらいいんでしょうか?」
医師「夜寝て、昼に起きる生活をする。昼間にすることを考える。1週間のプランニングをする。本人の考えを優先してあげて下さい。月1回でいいので本人の行きたい所へつれていってください。」

母 「学校はもう無理なんでしょうか?」
医師「中学校は3年間行かないと思ったほうがいいでしょう。 フリースクールがいいんじゃないですか」

すごくショックでした。でも心のどこかでやっぱりと思う気持ちがありました。

相談の後、今度は適応指導教室の先生と面談です。
息子はあまり気乗りしない様子ですが、話はしていました。1人の先生がゲームに詳しく、息子と話をあわせてくれました。
息子もいつもよりたくさん話しています。

先生「明日から来てみる?」
息子「うん」

息子も変わりたかったのでしょうか。

 

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適応指導教室

私の住む町には公立の適応指導教室があります。
実際我が子が不登校になってはじめて知りました。場所も学校とははなれた所にあります。中学生・小学生両方の利用があるようです。

特に規則はなく登校時間もあまり厳しくはいわれません。一応午前中は勉強、お弁当を食べて昼から遊びとなっています。

朝から行って昼で帰る子・昼から行って遊びだけして帰る子・週に1〜2回だけくる子とさまざまなようです。

ここは学校と連携して、学校に戻すことを主眼としています。

  • 担任の先生へ出欠を報告
  • 学校での登校日数にカウントされる
  • 費用は無料

専任の先生と近隣の学生ボランティアさんがおられます。

この時はまだ、他のフリースクールのことは知りませんでした。まずお金のかからない所から、かたっぱしに試していた状態です。

朝学校に行かない(行けない?)状態が普通になってきており、親のほうも朝の戦いに根負けした状況でした。

息子も体調不良を出すことが減ってきて、親の方も「体調不良だから登校できないのではなく、何か問題があるから登校できず体調不良がおこるのだ」とうすうすわかってきたところでした。

でもまだその問題が何かまではわからず、まだまだ考えたくない気持ちが大きかったです。

 
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適応指導教室その2

【適応指導教室初日】
はりきって起きてくるかと思ったのですがいつもの朝とあまりかわりません。
母 「今日から適応指導教室いくの?」
息子「 行くけど昼からいくわ」
その日はお昼を家で食べてから行くといいます。
初めての所でとまどうことがあるのでしょうか。

【適応指導教室2日目(木曜日)】
やはり昼から行くといいます
母 「今日何したの?」
息子「『うの』とかして遊んだ」
今は女の子しかいないみたいです。
なんとかやっているのでしょうか

【適応指導教室3日目(金曜日)】
1時くらいに家を出たようですが、家に誰もいないためわかりません。
私が帰宅すると
息子「今日罰ゲームで頭たたかれて痛いから塾、休む・・・」
母 「 自分で塾に電話しなさい」

塾の先生に今からでもいいから来なさいといわれ30分遅れて塾にいきました。

【適応指導教室4日目(火曜日・連休あけ)】
今日も昼からでした。
適応指導教室に行ったかどうか確認手段として携帯を購入しました。

好きな時間に行く、はたしてこれで良いのでしょうか。

【適応指導教室5日目(水曜日)】
朝息子を起こしにいくと、
「お腹が痛いから、休むわ。塾は行くわ」といいます。

夕方塾の時間の前に家に電話すると、トイレにこもっている様子でした。
この日、塾には少し遅れていきました。

又体調不良が出てきました。

 

-◇-◇-◇-◇-

 
毎日、登校できない息子をみて、相談機関を探し始めた頃です。
市の教育相談で年配の精神科の医師が言った、「3年間登校は無理」という言葉。
とってもショックでした。
今思うと、医師も短い時間で息子の不登校の本質を見抜くなんてことは無理だったのだろうと思います。でも、不用意にそんな言葉を言わないでほしいと切に願います。

適応教室になじめたら、またそれはそれでよかったのかもしれませんが、息子には無理でした。
 

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