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- 家庭教育推進協会
家庭教育相談士の養成講座に参加してきました。
まだまだ、「家庭教育相談士」という名称自体が知られていないかもしれませんね。
年に一回の養成講座とWEB試験を経て、資格がいただけます。そして、その後もセミナーなどで、勉強を続けています。
今回は、資格習得のための講座ですが、午後からは実技もあって勉強してきました。
家庭教育相談士とは?
養成講座は、4部構成になっています。
午前中は上野先生の基本的な理論などのお話。
そして、午後からは藤本先生の実践的なお話。実技もあります(^^;)
資格を一度取ると、毎回講座を受ける必要はありません。ただし私は同じ内容でも忘れていることも多くいつも勉強になるので参加させてもらっています。
同じお話を聞いていても、なんだかちょっとずつ心に入る部分が違います。
それでも、毎回大事だと思うのが、家庭教育が必要とされる世の中になってきたということです。
子供をしかれる親
今の世の中で、他人が自分の子供を叱ってくれるという場面はあるでしょうか。
サザエさんのような、昭和の良き時代ならともかく、他人のお子さんに声をかけるのもはばかられます。
そんな警戒をしないといけない子供達を取り巻く環境が悲しい限りです。
でも、悲しんでばかりもいられませんね。
私たち不登校を経験した親は、この家庭教育という物が何よりも大事だということを身にしみています。
- お父さんが、子供をしかれますか?
- お母さんは、子供にあわせた教育をしていますか?
- ご夫婦で、お子さんへの認識が一致していますか?
これは、どれも我が家が出来いていなかったことです。
だから不登校になったとはいいませんが、息子の性質や父・母の性格と相まっての不登校だったのだろうと今では考えています。
ならば、息子にあった方法で伝えるという方法を知っていれば、また違った対応もできたかもしれません。
家庭教育は誰がする?
家庭教育は、親の責任でやっていかないといけません。でも、子供上位の家庭で本当にできるのか?
そんな叱り方がわからない親が増えているように感じます。
学校教育は、知識を学ぶ場です。
家庭教育は、社会に出て時に必要な知識です。
- 目上の人との対応
- 自分の気持ちの伝え方、
- 相手との話の合わせ方
そんなコミュニケーションツールや生活習慣・言葉遣いなど、どれも一生必要なスキルですね。
DESC法を実践
DESC法って初めて耳にしました。私はカウンセラーでもありませんし、専門的な知識もありません。でも、実際の生活での実践は毎日です。
D:描写
E:主観の伝え方
S:提案
C:妥協案を出す
この4つの言葉の頭文字を取った技法です。
自分の要望を相手に伝えやすく、まわりに伝わりやすくする基本ステップにDESC法と呼ばれているものがある。うまく言えそうにないことを言う時、何て言って良いのか迷う時などに使うと状況が整理されて相手に伝わりやすくなる。(家庭教育相談士養成講座テキストより抜粋)
これだけだと、何のことかわかりませんね。
伝えたい相手が、自分の子供なら?夫なら?と色々想定して、全員が二人一組になって前でのロールプレイングを実施しました。
私は息子に言う場面を想定しました(実際に言いましたよ)
E:夕食がいらない日があるから、予定がわからないと夕食のメニューを決められない。
S:勤務が決まったらすぐにカレンダーに書いてほしい
C:メールでもいいから送って
子供の支援を受けている時は、息子に話しをするときは、相手の答を最低2つは予想しておくようにといわれたものです。
今回のCもそれと似ていますね。
もちろん、講座で藤本先生が実例を交えてしっかりと教えてくださいました。
先生の大きな声で、会場のみんなの気持ちが一つになるようで、終わった時は、難しいけど楽しかったというみんなの感想でした。
懇親会に参加
お勉強の後のお楽しみは、居酒屋での懇親会です。
今回は、上野先生・藤本先生・坂下先生も参加くださり、みんなで大いにもり上がりました。坂下先生には、関東と関西合同の会のリクエストもしておきました!
協会のブログにも記事をアップされています。
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支援開始すぐの方や、再登校すぐの方も参加くださり、皆さんの熱意が伝わる懇親会でした。
今回は新しい方の参加もあり、そして新たに試験にチャレンジ予定の方もいて盛りだくさんでした。
試験がんばってくださいね。応援しています。