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tyaroが投稿した記事 - 9ページ目|不登校から自立へ〜復学支援から学んだ家庭教育
投稿者:tyaro
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この記事は、2009年当時1年間の不登校から中2の7月に復学した息子のことを綴った記事を再編集したものです。



 

復学後の中2の3学期に藤本先生と中学校へご挨拶に行った日に、色々とお話させてもらいました。

まだまだ、学校で色々起こる毎日で、親の方も生活の中で起こる問題になんとか対応には慣れてきたころでした。それでも、まだ子供からの問題行動があっても、それをどういった方向へすすめていけばいいのかわからない状況で、藤本先生にメールで支援してもらう毎日でした。

 

いくら問題があっても息子が今学校へ通っていることが奇跡であり、一歩間違えれば自分の部屋に引きこもっているであろう息子の姿が目に浮かびます。

 

もし、復学支援という道を選んでいなかったら?何をやっても無理なんだとあきらめていたら?

部屋からでてこない息子、それを見て家族もバラバラになっていたと思います。

さいわい専門家の方に助けていただきましたが、自分のことだけを思って喜んでばかりもいられません。

 

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親の気持ち

 

 

不登校初期には、きっと皆さん通る道なのだと思いますが、親は混乱します。
自分の人生30年・40年生きてきた中で一番悲しい事件です。かわいい我が子のことですからなんとかしようと思います。
でも全く未知の世界でどうすればよいのかわかりません。

 

今は情報の世の中ですので、本やネットといろいろな方法が目にとまります。
でも自分が良いと思う方法は自分の価値観や基準の中で判断するので、子供にあうのか我が家にはどうかわかりません。

 

私も、つい自分は悪くないと思い、自分が楽になれる方法を選択したくなりがちでした。

我が家は息子の性格と家庭内の問題のせいだという考えがあったため、自分達家族の問題ととらえました。

しかし不登校のきっかけがいじめや学校の対応などであった場合、つい責任を他人にむけたくならないでしょうか。

 

子供が不登校になっても日常は変わりなくすぎていきます。どうすればいいんだろうと考えても答えがでないことが日常になってくると、親の心が疲れてきて自分が安心できる方法があれば、それが子供の状況にあわなくても無理にこれでいいんだと思っていないでしょうか。

 

私も自分が安心したいがために不登校の事実から目をそむけていた時期がありました。
あのまま時間がすぎていれば、又違った道を行っていたかもしれません。

 

 

不登校の情報

 

 

不登校の情報は、まず学校に求めるのですが公的機関としての学校であるため、営利目的の所の紹介はしてくれません。

担任に相談し、スクールカウンセラーに相談しますが、先生方は情報はもっていても、その子その子によって状況が違うため教えてはもらえません。
学校の中で不登校の子供が何人いるのか。
その子供たちはどんな対応をしているのか。
とても知りたかったのですが、個人情報であるため知ることはできませんでした。

 

子供の進路のことに関しては学校の先生・塾の先生・先輩のお母さんと、いろいろ情報収集します。子供の学力レベルもあわせて考えます。
それと同じように不登校解決の道もいろいろな道があるのだと周知されるようになればと願ってやみません。
このブログも少しでも誰かの役にたてばと思います。

 

○○の専門家

 

 

残念なことに学校の先生は教育の専門家ですが、不登校の専門家ではありません。

又病院の医師も病気の専門家として診断はしてくれますが、我が子にあった対応は10分程度の診察では難しいのではないでしょうか。(もちろんすばらしい先生もおられます)

 

私は不登校の息子のために、勉強というより人とのコミュニケーション能力を伸ばすために、家以外の場所を探しました。
私立のフリースクール・居場所としての私塾、他にも色々あります。

 

不登校の初期をすぎて、子供が落ち着いてきたと思った時、「学校は気になるけど、行かないんだから仕方ない」と思ってらっしゃる親御さんがおられましたら、この世の中には不登校の専門家がいることをぜひ知ってください。

 

学校にもどれるとは思ってなかった、という方もおられると思いますが、もしかしたらまだ知らない解決策があるかも・・とあきらめずに動くことが親の役割だったんだと今では思っています。

 

再登校したから言えるんだ。我が家はこれでいいんだと思う気持ちに、どこかにひっかかる思いはないでしょうか?
経験したからこそわかったこともありました。

もちろん我が家の方法が一番良い方法とは思いませんし、不登校は、子供一人一人違うように対応・方法も違うといわれます。

私の知らない方法・世界がまだまだあったと思います。でも子供のことを思って涙する辛い気持は親として皆同じだと思います。

我が家の反省は親があきらめた時期があったため、1年間という長い時間を息子に無駄に過ごさせてしまったことです。

 

-◇-◇-◇-◇-

 

当時この記事を書いた時は、こちらのブログの記事を読んで書かずにおられない気持ちになりました。
もしも・・・僕が立つことができるなら

 

この時の気持ちに間違いがなかったことは、10年後の息子の今を見て確信しています。
息子は、今仕事をして社会人として働いています。相変わらず勉強は苦手で、字も汚いですが(笑)

仕事場で同僚の方たちと談笑している姿をみて、学校という場で培った色々が今社会で働く息子の土台の養分となり、しっかりとした土台ができたことで、さらにその上に積み重ねることができるようになっています。

 

我が家の不登校に力を貸していただいた先生方に感謝の言葉を贈りたいです。

ありがとうございます。




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冬休み中から中2の三学期の頃です。
実力テストから、学校での友達とのいざこざまで、訪問の先生の力を借りてのりきります。




 

冬休み中の訪問

 

今日息子の訪問カウンセラーの先生がこられました。

昼前に藤本先生からメールがあり、「何事!?」 と思ったのですが、冬休みの宿題の確認でした。

 

年末にも訪問の先生に宿題を見ていただきました。その後、正月に祖母の家へ行った時には、「ちゃんと学校行ってるよ。宿題も全部終わったし」と誇らしそうに言っていました。

 

去年の息子はため息ばかり。少しは前進しているようです。

宿題ができないことで、継続登校に支障がでないいように、お心遣いいただきました。ありがとうございます。

 

今日は事前に連絡をいただいていたので、私も仕事を切り上げて帰宅。いつもは、息子同様何も知らずに帰宅し先生の靴をみてわかる状態です。

 

息子は年末年始、ゲームとパソコン三昧でお年玉を握ってゲーム屋へ。宿題も国語は終わらせたようですが、その他は・・・。今日は訪問の先生と一緒にがんばったようです。

 

学校の担任の先生も、宿題ができているか気にしていただき、今日電話をいただきました。

明日は特別の勉強会です。息子はがんばってくれるでしょうか(^^;)

 

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中2の3学期初日

 

3学期(2学期制ですが)初日の今日、息子は無事登校しました。

夏休み明けは、絶対休みそう という感じでした。再登校が夏休み直前だったため、9月はいつでも休みそうという雰囲気でした。10月11月も大丈夫とは言えない様子でした。

今回やっとです。

 

でも最悪の機嫌で起きてきました。

息子
息子
時間がない!

朝御飯は?
おかずだけでも食べる?
母
息子
息子
時間ないっていってるやろ!(`Д´)
火に油だったようです

 

息子
息子
鍵がない!(゚Д゚)
さあ? 知らないよ
母
父
さがせ!(`Д´)
私が怒られてしまいました。(-_-;)

まだまだな、我が家です。

 

 

実力テスト

 

今日息子の中学は、実力テストでした。

特に家では何もいわない息子ですが、今回初めて実力テストをすべて受けることができました。

 

中学校では4月・9月・1月の3回実力テストがあります。1年間のブランクのある息子にとって、テストの中には全くわからない問題もあったと思います。
4月はまだ不登校中でした。
9月は再登校していましたが、2科目のみでその他の日は欠席でした。
今日は全科目がんばりました。

 

訪問の先生

夕方から訪問のM先生がこられました。提出物の最終確認だったようです。

再登校してからがんばったことを褒めてもらえるのがうれしいようですが、その気持ちが前に出すぎて自分を良く見せようと嘘をつくことがあるようです。

今回の宿題も、「もう全部終わった」といったのは嘘だったようで、そのことの対応も先生にしていただきました。

今日は一緒に夕食に連れていってもらいました。すごく嬉しそうな息子でした。

 

訪問の先生が帰られる時に少しお話を伺いました(もちろん息子には内緒です)

訪問M先生
訪問M先生

今はどうしても息子さんのマイナス面ばかりみてしまいますよね。(心配なこと・困っていること。)
でも出来るようになったこともたくさんあります。プラス面を考えることも必要ですよ

 

まだまだプラス面をみてがっかりするのが怖い気持ちがあります。ちょっとずつ自分に言い聞かせますね。

このブログも見ていただいたようで、昨日の朝の件のことを聞いてみました。

訪問M先生
訪問M先生

朝ご飯については、用意してあることを伝えるだけで、食べるかどうかまでは聞かないように

 

つい言っちゃうんですよね。
いつも一言多い母です

 

学校休まないから


訪問のM先生がこられました。

私が帰宅すると、息子と晩御飯を食べにいかれているようでした。いつもは息子と一緒にゲーム(PSP)で遊んでもらっています。これが、息子に対する一番良い方法です。

 

しかしずっとゲームだけだと、息子の中に友達意識が強くなって、いやなこと(勉強など)を聞かせられなくなります。そこで、食事につれだすことで訪問の先生に対する親御さんの感謝の気持ちを示して、息子にみせるようにと教えていただきました。

今日はうまく伝えられたでしょうか?

 

今週は日曜日も仕事の研修で出かけていたため、家の中はものすごい状態です。

息子の部屋も、もちろんすごい状態なのですが訪問の先生がこられると、息子なりに恥ずかしいと思うのか、多少片付けようとするみたいです。

 

家では全く勉強をする姿がないのですが、今日先生に伺うと『学校でやってきているみたいですよ』と教えていただきました。

 

こんなことも息子に直接聞けない自分がよいのか悪いのか・・・

息子は先生に、「もう学校休まないから」といったそうです。

 

直接聞きたい言葉です。でもきっと親には言ってくれないだろうなぁ(^^;)

 

 

学校の対応

 

息子の登校後の学校への対応で、藤本先生に中学校までお越し願いました。

中学校側は、担任の先生と校長先生です。

とにもかくにも息子が学校へ楽しそうに行っている事実を先生方はよろこんでくださいました。

回りのお友達とのかかわりなど、成長している部分と、これからの部分など聞かせていただきました。

 

息子は中2のため来年度3年生に上がる時に担任の先生が変わる可能性もあります。それが吉とでるのか、凶と出て又こけてしまうのか。

 

1年2年と同じ担任の先生にもってもらったため、もう一年と思う気持ちと、この先生でない場合息子はどう対処していくのか。3年生の1年間でいろいろなバージョンが考えられます。

 

これからの課題として、勉強はどうしていくのか。

実際、息子はまだ点数がどうのといえる段階でないため、この問題は春まで持ち越しです。

 

今回藤本先生には学校側と親の私にたいしていろいろ気を使わせてしまいました。

きっと脂汗をかかれたのでは・・・ お忙しい中ありがとうございました。

 

 

訪問の先生との外食

 

今日訪問のN先生がこられました。
がんばって登校している息子への息抜きの意味と、もうすぐ始まる定期テストのチェックもしてくださいました。

 

N先生は年明けすぐにこられてからしばらくぶりでした。前回冬休みの宿題で、息子はもう出来ているとウソをついたため時間が足りなくなってしまい先生にもご迷惑をかけました。

 

今日息子は夕方私に電話をしてきて、おやつ何食べたらいい?ご飯食べていい?ときいていました。しかしその後すぐ先生がこられたようで、夕食にも連れていってもらいました。

 

いったい食事をしながらどんな話をしたのかと思って聞いてみますと、ゲームのことやメニューのこと食べ物のこと家族のことなどいろいろ普通に話していたようです。

 

この当たり前の会話をしながら食事をすることが息子にとってはとても難しいことでした。不登校中は会話のキャッチボールができず、自分の話したいことだけを話す傾向が強かったのです。

 

親として息子を見ているとつい日常の中に変化が埋もれてしまいますが、訪問の先生の目からみると少しづつ成長してますよと言っていただきました。

登校の定着は少しづつ感じられますが、勉強や受験に対する意識はまだまだ低いようです。

今日は娘が欠席してしまいました。それを見て息子は非常に気にします。
又マイナスに影響し合わないといいのですが・・・

 

 

学校でのいざこざ

 

水曜日、息子の訪問のN先生がこられました。

その前日、中学校でクラスの子といざこざがありました。担任の先生から連絡をもらい、一気に心配で一杯になってしまいました。

 

もちろん発端となった問題をおこした息子が悪いのですが、あまり息子と仲の良くないクラスメイトが大きな声でクラス中に知らせてしまい、息子をバカにしたことを言ったそうです。

それを聞いた息子は、仲の良い友達に、「こんだけ言われたら殴ってもいいよな!」と言って殴ろうとしました。けれども、他の友達が止めてくれました。

 

担任の先生はクラス会を開いて、今回のことの話し合いをしたそうです。クラスの皆は息子と好意的に接してくれていますが、中にはバカにしている子もいることを、担任の先生は心配していただいたようです。

 

息子は自分を責め、「どうせ俺なんか」とネガティブな考え方をしていたようですが、充分反省もしているようでした。

 

その日の夜、特に息子の口からこのことは話さず、翌朝も尾をひくことなく登校しました。(機嫌は最悪でした)

 

クラスの中での位置

支援の先生が常々言われていることに、クラスの中での雰囲気や周りの子にたいする影響があります。

クラスの目標が『忘れものをしない』と決まれば、どうしても忘れものをした子を責める雰囲気がうまれます。

 

もちろん忘れ物をしないようにすればいいわけですが、息子の傾向として忘れ物をした場合、『みんなに迷惑をかけた。次から気をつけよう!』ではなく『どうせ俺なんか、俺がいなければいいんや』とマイナスに考える傾向があります。

 

もともと持っていた息子の性質が不登校で良くない方へ増幅されたかもしれません。

又こんなことをすれば、回りがどう思うかをくみとることが苦手です。

 

訪問のN先生は今回、この学校での事件が尾をひいてないか・テストの勉強の意識付けはできているかを確認していただいたようです。

 

学校でのことは、素直に反省しているようでした。又テストに対する意識も以前よりはやや強くなっているようです。

本人もテストのことを口にだしています。あとは勉強しているかどうかは?ですので、結果から判断するしかありません。

 

N先生が勉強や受験に対する意識づけを常々してくださっています。はたしてどこまでわかっているのでしょうか。

 

今回の学校の事件で、息子の他人とのかかわりが小学校卒業時から少しずつしか進んでない、でもまわりの子は中2として進んでいる。このギャップを埋めることが難しいと思います。これも1年間の不登校の結果です。

 

今回学校での件で、周りに真剣に言ってくれる友達ができていること、息子も友達の制止を聞いて、殴ることを思いとどまれました。

このことは息子の成長の部分と認めてやらないといけませんね。

でも本当に次から次へと何かが起こります・・・(-_-;)

-◇-◇-◇-◇-

学校での勉強のこと・クラスメイトとのいざこざと、登校しているからこその色々が起こります。でも、この色々がこれから社会に出て行くために必要な物だということが今ではわかります。
親は、子供の問題を変わりに解決したくなりますが、後ろで見守ることの方が難しいのを実感する日々でした。
問題が起こるのは、登校しているからこそ。そう思うと、貴重な学校での経験をさせてあげることができたことに感謝です。




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中2の2学期が始まり、普通に授業を受ける中で色々な問題が起こります。
息子自身も、つらい時期だったのかもしれません。そして、親も今までのよくない習慣を矯正する意味での勉強の毎日でした。




 

体調不良の原因

 

朝になると、息子が気分が悪い・吐きそうと言ってきました。本人からは、昨日学校にいる時からだといいますが熱はありません。

しかし、昨日のおやつにカレーを食べていました。
考えられることは3つ

  • 宿題を忘れないようにと言われている
  • 娘とケンカした
  • 食べすぎで胸焼けしている

色々なことが頭の中でグルグルとしてしまいます。どんな対応がよいのか朝の一番の悩みどころです。

なんとかやり過ごして、この日は登校できました。

 

まず、忘れ物に対してはどうでしょうか。

 

学校での忘れ物

前日に、中学校の担任の先生から息子の忘れ物の件で連絡をもらいました。テスト前の提出物の忘れが6個もあったそうです。
そして、【クラス目標が忘れ物0 】。なかなか厳しいです。

 

担任の先生も、厳しく話すべきかどうか対応を迷っておられるようでした。
本人の困り感から頑張る力を育てるために厳しく話すのか?
ここは、登校できていることのみを見て、見守るのか?

 

クラス目標も足かせになります。クラスの他の生徒が忘れ物をしていたら厳しく指導されるのに、息子だけ特別にとは、子供の世界では通用しないですね。

 

藤本先生に伺いました。

返答

厳しく話すのは無理でしょう。
今日の体調不良も、これ(忘れ物)が原因ではありませんか?

あまり、たまりすぎると爆発してしまいます(学校へ行かない)。
以前なら今日の状況では学校へ行っていないでしょう。今は訪問の先生のフォローが効いているから「行かなきゃ」と思いが強く登校できました。

漠然と「提出物を持っておいで」ではなく、何があるのか、今日は帰って何をやればいいのか、「6個あるなら今週中に片付けよう。1日1個はしよう」と具体的に示してやってほしいです。

わかる・わからないも確認が必要です。
宿題のチェックを友達同士でやると、クラスの子との間がうまくいかなくなることも考えられます

 

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学校での様子

この日、息子は登校しました。しかし、4時間目に保健室へいったそうです。
息子の中学校は、保健室を利用しても1時間で帰す方針です。保健の先生も息子のことをよく知ってくれています。

 

担任の先生から、今日学校であったことを伺いました。

担任先生
担任先生
体育祭の練習中に、クラスメイトのまえで「俺なんかいなくてもいいんや」と言ったそうです。クラスメイトが、担任にそれを聞いていやな感じがしたと言いにきました。
○○くん(息子)の忘れ物について、クラスで話し合いました。忘れ物がゼロにならないのは?と。

 

学校へ戻るというのは、楽しいことばかりではありません。中学生の社会では、おかしいもの(曖昧さ)は許されません。
でも、それを自分の中でどう対処するかが息子に求められています。
クラスメイトは悪気があって言っているわけではありません。でも、息子にはそれがわからない。
そして、忘れ物をしたらどうすればいいか。

一つ一つ、実践で解いていくことが、一番の近道でしょうね。

 

 

徹夜で宿題

 

 

早朝4時頃、リビングに息子がいました。それから部屋へ行って寝た様子です。徹夜で課題をやっていたのでしょうか。

7時すぎに、息子を起こしました。しんどそうな様子を見せます。しかし、取り合わずに離れました。

息子
息子
しんどい

フラフラした様子をみせていますが、息子の口からは何も言いません。
ここで、私が「しんどいの?大丈夫?学校どう?」と聞くと、絶対休みそうです。

 

息子は、そのまま登校しました

担任の先生にも、メールで連絡しておきました。
「大丈夫?と聞くと、くじけるようなので体調は聞いていません。ぜひ、できたことをほめてやってください」

 

担任の先生から学校での様子を教えてもらいました
「ほとんど寝ていない様子で、朝から体調不良を訴えています。寒気がすると二度保健室に行っています。保健の先生から『明日から服装を考えるように』と言ってもらっています。」

 

藤本先生に報告しました

 

返答
課題のために徹夜したことで朝フラフラしても、前向きながんばりなのでOKでしょう。
勉強を全くしなかった子が、徹夜して頑張ろうと思っていることがすごい進歩です

 

確かにそうですね。
でも、朝のあの不機嫌・しんどいはやめてほしいです。
先生からは、「これからもずっとありますね」とのお返事でした(^^;)

 

 

「今日は無理」と聞くとつい言ってしまいそうな言葉

 

朝7時から15分おきに、息子を起こしにいきます。
7時半に起こした段階で、起きない様子を見て、藤本先生にメールしました。

 

このまま寝ているのかと思っていると起きてきました。しかし、着替えようとせずしんどそうな様子をしています。
親から『しんどいの?』と言ってほしそうな感じです。何も言わずにいると、そばをウロウロしています。
こういう時の対応が困ります−

母
ポロシャツ(制服)あるよ
うん
息子
息子

他には何も言わずに部屋へ持っていきました。これには反発しませんでした。

 

8時15分になって、部屋から出てきました。

息子
息子
ムカムカしてしんどい。今日は無理

これには、どう返事をしたらいいのでしょう−

心の中では迷いながら、しばらく黙っていると

息子
息子
学校に電話しておいて
息子
息子
昨日、12時までかかった課題(ワーク)だけ、持っていきたかったな〜。○○くんに頼んで・・・(持っていってほしい)

 

そんなん、学校へいかないと無理やろ?渡しに学校へ行く?
母
息子
息子
いや
いくら頑張っても、次の日出せなかったらあかんやろ
母
息子
息子
部屋で寝とくわ
今日は、お昼はおかゆくらいしか食べられないやろ
母
息子
息子
わかってる

この時の対応を、藤本先生に伺いました。

 

最初の朝起きてきた時の対応は

返答
何も取り合わない対応でOK

 

今日は無理と言葉が出た時の対応は

返答
「うん」くらいで。
母がOKを出すわけにはいかない。「休んでもいい?」と聞かれても「お母さんはわからない」と言ってください。

 

-◇-◇-◇-◇-

この日の会話は、今見返すと親の対応がブレそうになっているのがわかります。かろうじてすぐに返事をしないことで乗り切れました。

それでも、親として子がつらそうな様子をしていたら、平静ではいられません。つい先回りをして大丈夫?と無意識に言葉が出てしまいそうになります。しかし、この状況では親の大丈夫は子の頑張りをくじく悪手だということがわかります。

 

そして、息子は休むといいましたが、お昼に○○が食べたいとは一言もいっていません。親が先回りして言葉を紡いでしまいました。

 

 

学校での様子

 

今日は、お父さんが休みなので、起こしにいってもらいました。

息子は起きたようですが、2階の自分の部屋から、なにやら叫んでいます。

息子
息子

服! お茶! 体操服!

普段であれば、お茶が何?ときっちりと聞き返さないといけませんね。
でも、朝の登校前のこの時間に余計に火に油を注ぐようなことを言ってもいいのか?-

息子は、朝食も食べず、何も言わずに登校していきました。

 

朝の登校前の対応に対して藤本先生に伺いました。

 

返答
言い合いになるのは朝だからよくないです。お茶は用意してあげてOKです。
その他は何?と聞き返すのはOKでしょう。

 

夕方に、担任のT先生に様子を伺いました。

担任先生
担任先生
今日は、保健室には行っていません。
体育で、ものすごくしんどそうな様子を見せるのですが、他の生徒と同じメニューでいいのでしょうか?
掃除の時間に、床の雑巾がけをして壁にぶつかっていましたよ~。
周りの子の様子は、がんばってるな~と見ている状態です。
○○くん(息子)はよく汗をかくのですが、ハンカチを忘れていることが多いです。お母さんから声をかけてやってほしいです。
課題提出は、テスト期間中に出さなければいけないものは、OKです。ただし、日々の宿題で苦労しています。
数学のノートをもってきていないことや、その日の宿題を忘れていたりがありますね。
体育の授業メニューに関しては、もちろん、同じメニューでお願いしました。

 

翌日は、息子がギリギリの時間に起きてきました。

息子
息子
送って
送らないよ
母
息子
息子
もう間に合わへん(T_T)

泣きながら登校しました。
朝ごはんも、食べずだったので、担任の先生にメールで状況報告をしておきました。

 

-◇-◇-◇-◇-

再登校後の学校生活は、息子にとって楽な物ではなかったと思います。それでも、息子にとっては学校が自分の居場所だと考えていました。1年間の不登校はすぐにはなかったことにはできません。

それでも今息子が楽になるためではなく、これからの息子を応援するために、まず親の対応を変えることが大事なのだと痛感していました。



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中2の夏休み前に復学した息子の、初めての2学期の始業式です。

はたして、問題なく登校することができるのでしょうか。まだまだ親も子も経験値がたりません。

 

 

中2 2学期開始

 

中2の2学期の開始です。
息子はちゃんと登校するのか・・・?まだまだ不安の方が大きい状態です。

 

朝、起こしますがやはり起きてきません。
7時・15分・30分と起こしに行きますが起きません。8時近くになってやっとおきてきました。

息子も、ヤバイと思ったのでしょうか。こんな一言を・・・

息子
息子
車で送って(汗)

 

本来なら、ダメですよね。でも、このときは、少しでも行ってほしくて、送ってしまいました。

後から、藤本先生に報告のメールをいれました。

 

 

祖母のお葬式

 

昨日の夜に、義母が亡くなりました。
もちろん、大変悲しい出来事です。でも、私の頭の中にあったのは、もしや又・・・という思いです。

 

それは、一年前に義父がなくなり、その後息子が不登校になったからです。

もちろん、息子の不登校は起こるべくして起こったのだと思います。でも、もしかして又、息子が学校に行けなくなるのではと不安な気持がありました。

 

藤本先生に、忌引きで学校を休ませる旨を連絡しました。
その時に、『何かあればフォローしますので、しっかりとお別れさせてあげてください』とメールをもらい心強く思いました。

 

息子も娘も、祖母と一緒には住んでいませんでしたが、よくかわいがってもらった祖母なので、神妙な顔で参列していました。

息子も娘も、祖母と話が弾むというタイプではありませんが、一緒に出かけた時は祖母の歩く速度にあわせて歩いてあげるといった、優しい面も見せてくれていました。

 

亡くなった当日の夜の病院

翌日のお通夜の様子
お葬式の様子、
火葬場での様子、
骨上げの様子・・・

子供ながら、何か感じているようでした。

お寺のご住職の説法に、命の大事さを説くものがありました。娘は、特に感じるものがあったらしく涙ぐんでいました。

 

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忌引きの後の欠席

 

今日から、学校があります。忌引きで登校のリズムが崩れているのではないかと心配していました。

すると、息子は朝起きましたが、気持が悪いといっています。トイレに入り、洗面器を抱えて吐きそうと言っています。しかし、実際には吐いていないようでした。

 

娘は、短縮授業です。それでも、朝起きず学校は休みましたが昼からのクラブには行ったようです。

 

この翌日も、息子も娘も二人とも欠席です。
とうとう・・・という気もちでした。

 

メールで、何か息子に言ったほうがいいのかと先生に問い合わせしました。

藤本先生メール

完全パッシブで

 

週明けの月曜日が怖いです。

 

 

コーチング

 

 

朝、息子を起こしに行きます
7時・7時30分と起こしますが、動きません。

7時40分 父親が息子を起こしにいきました。息子は、起きましたが、登校の準備をしながら「ないものがたくさんある」と言っていました。
このあと、トイレへ入って出てきませんでした。

 

藤本先生へ、連絡です。夕方に入っていただけることになりました。

 

待ち合わせの場所へ、藤本先生と訪問のM先生がこられました。こちらは、私と主人とでむかいました。簡単な打ち合わせを聞かせてもらい、いざ家へ。

 

家に帰ると、息子は部屋で寝ていたようです。
藤本先生が、息子の部屋へ行きリビングにつれてきました。
藤本先生と息子と二人で話しをしていました。

しばらくして、両親もリビングへ

死ぬ気でがんばります
息子
息子
父
昼(ご飯)もかってな物食べて、体調管理くらい自分でしようとせなあかんやろ。お前の体のことを心配してるんやで!
母
今、学校のみんなが手伝ってくれて、支えてくれているのはわかるよね。今が頑張る時やないの?

息子に、少しは伝わったでしょうか?

訪問のM先生が残って、明日の準備を手伝ってくださいました。M先生が帰られる時は、息子は玄関まで出て、うれしそうに話をしていました。

 

その後、藤本先生からメールで子供の様子を気にしてくださいっていました。
子供も落ち着いた状態でした。

父・母の対応があれでよかったのか、伺ったところOKの返事をいただき、ホッとしました。

 

息子の様子を見ていると、頑張りすぎているのではと思って先生に質問してみました。

 

返答
今は、エンジン全開の状態ですが、またこけます。
それでも、そのつど指導が入っていくからそれでOKです。
朝送っていくのは、無しです。それで、遅れても良いです。
休んでしまっても、その後でフォローするから。送らない方針で行きましょう。

 

 

担任の先生の目からみた学校での様子

 

 

中学校のT先生から電話が入り、学校での様子を教えてもらいました。

○朝保健室によっている
休み時間も。
保健室の先生に『 しんどいんや』と話を聞いてもらっている。

 

○手首を切った後がある
8月の末に姉とケンカした後にやったと本人が言ったそうで、生徒指導の先生が、息子に聞いた時は、ごまかしたようです。
その後、保健の先生が聞くと、1時間くらい話をしたそうです。
『 お姉ちゃんとケンカして、イライラしてハサミで傷つけた』

担任のT先生が聞くと、すんなり話をしたそうです。
息子『ハサミで傷つけたんや〜』
T先生『痛かったやろ?傷つけても、解決しないし、やめときや』
息子『うん』

 

○勉強の面で、全体的にどの教科もよくがんばっています

本人の成長がみられます。
体育は、途中でギブアップですね。

 

○話が途中で突然変わることが多いです
びっくりした顔をしてみせると、自分から『話かわるけど〜』と言ってくれました。
気づきがふえています。

 

○お昼の時、食べるのが早いです
それを見てクラスメイトは笑っているのですが、本人は気にしていないようです。

細かく見ていただいていることに感謝です。

 

 

マイナス発言

 

息子は昨夜から風邪気味でした。案の定、朝起きません。

学校へ欠席の連絡をいれると、休みあけからのテストのことを言っておいてほしいと言われました。(言っても頑張りにはならない・・・)

 

息子の欠席の理由はいくつか考えられます
・風邪気味
・テスト前
・体育祭の練習
・土曜日に遠出をして疲れた

 

親の感では、体育祭の練習でひっかかっているのではないかと感じています。

 

藤本先生に相談しました

 

藤本先生メール
頑張っているところなので、盛り立ててあげたいですね。頑張りの量にガス抜きの量が見合っていないのかもしれません。夕方からM先生に対応してもらいましょう。

(午後に、訪問のM先生とS先生が来てくださいました。)

 

夕方、親が帰宅すると、息子は真っ暗な部屋で寝ながらテレビを見ていました。

父

おまえ、今日どないしたんや

昨日から、しんどかってん

息子
息子
父
死ぬ気でがんばるって言ったんちゃうんか!

死んだらいいんやろ

息子
息子
父
・・・・

 

添削
①「自分で言った言葉に責任をもて。できなかったら死ぬなんて卑怯なこと言うな!」くらい言ってもかまいません。

 

険悪な状態になってきたので、母も息子の部屋へ行きました。

母

しんどいの?

頭がわれそうに痛い

息子
息子
母
ちゃんと、朝言わないとあかんで

息子は、話の間中、自分の手首をこぶしで殴っていました。手をつかんでやめさせようとしても無理やり続けています←

 

添削
② 自分が悪い状態だという親へのアピールですから、止めなくて良いです。のらないようにしてください

 

 

誘発

 

前日、学校を休んでしんどいと言っていた息子です。この日は、祭日で学校はありません。息子は、朝一度起きてきますが、もう一度部屋へ戻ってしまいました。

母

あんた、風邪どうや? ←

まあ、なんとか

息子
息子
添削
 誘発です。本人が何か言ってくるまで待ちましょう

夕方、外出から帰った時も同じことをしてしまいました。」

母

ただいま、調子どう?←

なんとか

息子
息子
母
夕飯やで

添削
 これも誘発になります

つい、息子と何か会話をと思うのが問題なのかもしれません。

 

 

訪問の先生だからみえること

 

訪問のN先生が夕方から、こられました。
帰られる時に、駅まで送らせてもらい、息子の様子を伺いました。

訪問N先生
訪問N先生

頑張っているが、学校が楽しいわけではないので、いつこけてもおかしくないと見ています。
学校へ行かなきゃいけないという意識は入っています。
多少、自閉傾向があります。
自分の興味のあることに固執する傾向がみられます。
誰とでも、気軽にしゃべれるわけではありません。

 

まだまだ、復学して日が浅く、2学期早々の忌引きでピンチがあり、そこからの立て直しをしてもらいました。

 

親として、つい勉強のことも気になります。しかし、まだその段階まで行っていないようです。今は毎日行くことが課題だと。

こうして、訪問の先生の目から見た息子の様子を聞かせてもらうことで、先へ進もうとする親の気持ちを何度も戒めました。

 

息子と父親の関係についても、助言いただきました。
N先生がこられている時に、父親が帰宅したようです。すると、とたんに息子がソワソワしだして、2階の自分の部屋へ行ったそうです。

訪問N先生
訪問N先生

怒りすぎる父親という感じで、訪問の目からみても、父親として機能していないように見えます。ただの怖い人になっている。怒っても最後まで言うことができていない。
売り言葉に買い言葉ではいけません。

 

まだまだ課題の多い我が家です。

 

今回の会話などは、あくまでも我が家の場合です。基本から外れた部分も多々あるかと思いますが、ご了承ください。