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- 我が家の不登校の軌跡(中学生の息子)
息子が中1の3月14日に初めてファーストホームエデュケーションに相談の電話をいれました。
その時は相談専門の係りの方がいるのだろうと思っており、最後にお名前を伺うと藤本先生でした。今思えばよくその場にいらっしゃったものだと。
以前何かのお話のおりに、相談の電話には自分で出るようにしていると言っておられ、
先生の相談一つ一つに対する姿勢がうかがえるようです。
不登校を経験された親御さんは、皆さんきっかけの時期になると過去の記憶がよみがえるようです。
不登校から復学への岐路
支援をお願いするまでに本当にたくさんの岐路があったのだなぁと思いました。
もし、病院で病名がついていたら
もし、フリースクールで失敗していたら
もし、私立のフリースクールに行っていたら
もし、家から出ることができなければ
過去の記録の中で気づいたのですが、息子は不登校初期は、「学校へしんどいから行けない」と言いましたが、安定期になると息子は「 学校に行きたくない」とは一度もいいませんでした。
『行かないといけないと思っているけどどうしたらいいかわからない』という気持ちが大きかったようです。本当は学校に行きたかったのだなぁと気づかされました。
色々な不登校の子供さんがいると思いますが、もし息子と同じようなお子さんがおられれば、ぜひ方法を探してください。
大袈裟な様子もマイナスに
復学から半年後、不登校だった息子はなんとか『学校へは行くもの』という意識が定着してきたように見えました。
息子はアレルギー性の鼻炎があります。だいたい4月〜6月くらいに鼻炎の症状がでて苦しんでいるようです。というのも私はその苦しさがわからず「夜寝るとき鼻がつまって息ができない」という息子に「そんな両方一度につまることないやろ」と言っていました。
(後で耳鼻科の先生にうかがったら怒られました)
支援の先生方のおかげで、学校にむきあうことはできました。しかし息子の性格やコミュニケーション能力はそうすぐには代わりません。
支援の藤本先生に鼻炎でそのうちこけるかもと心配していますと相談させてもらうと、
みんなしんどくてもがまんしていると言って下さい。
このことは学校の担任の先生にもお話しました。
「確かにクラスには、喘息や鼻炎で苦しんでいるお友達がいますが、みんなあまり言いませんね。」と言っておられました。
もう息子の年齢になってくるとあまり大げさなふるまいも人とつきあっていくうえでのハードルになるのかもしれません。
耳が痛くて学校へ行けない・・・
耳が痛いと2・3日前から言っていた息子。
もともとアレルギー性鼻炎を持っているため、症状として耳もかゆくなることはありえます。しかし基本的には耳そうじのやりすぎ!
翌日朝起こすと

耳が痛くて歩けない、動かれへん、どうしよう、学校もうでる時間や。ずっと続いていたのにこんなんで休むなんて。
でもやっぱり休んだらあかんやろな。お母さんどうしよう。
不登校前なら、「それくらい大丈夫やから、学校行きなさい!」と言っていました。
しかし五月雨登校中は「行けないんやったら仕方ないな、学校へ電話しとくよ」
という感じでした。今思いだしても両極端です。
今までの対応をことごとく考え直してきましたので、このとっさの対応に悩みます。
息子は今すぐ返事を求めてきます。私の心の中では、「藤本先生に聞くからちょっと待って!」という感じでしたが、息子の前で聞くことはできません。
仕方ないので、ここは私はわからないという立場をとりました。

歩いても痛い、学校無理やわ。病院行く。
そこで選択肢が4つ
- 朝一番で病院へ行き、その後学校へ行く
- 朝一番で病院へ行き、今日はゆっくり休んで明日行く
- 病院で診てもらって、ドクターに行く行かないを判断してもらう
- 学校へ行き、夕方病院へ行く
息子の頭の中には『学校へ行く』 という選択肢はなかったようで、とにかく耳が痛いから動けない・・・この時点で④はなくなりました。
とりあえず朝一番で病院へいこうと話し、それまで安静を言いわたしました。
その後、支援の藤本先生に連絡をとらせてもらいました。
又無理に学校行かせても学校で痛がって迷惑かけるかもしれない。
何か原因があったらいけないから病院でみてもらって。
息子には9時に家をでるからと言ってありましたが、様子を見にいくと熟睡しています。
たんに眠たいだけじゃないの?と思ってしまいました。
耳鼻科で診察してもらったところ外耳炎ということで、耳掃除のやりすぎで傷がつきバイキンが入ったようです。
診察で耳をみてもらう時に、ちょっと触っただけで痛い痛いと騒ぎます。ドクターも大袈裟やなぁ と多少呆れ顔でした。
(この大袈裟という言葉と息子は同義語のようです)
診察終了後に、再度息子の意思を確認します。






あまり自覚のない息子です
以前のような不安はありませんが、やはり心のどこかで怖さはあります。
明日は無事登校するでしょうか?
朝の不機嫌
朝の失敗を一つ。
3月の時期の息子はアレルギーから目がかゆくなり、それをこするため目がはれてお岩さん状態です。
顔一面にニキビとアレルギーの症状がでているため、わが息子ながらちょっとヘン。学校でも友達に言われてないかなぁとも思いますが、仕方ないですね。
朝なかなか起きない息子を毎日起こすわけですが、7時に起こしても起きません。
その時は、以前助言していただいたように、母は性能の良い目覚ましに徹しようと思ってます。
しかし息子のほうが上手なのか、私の言い方がまだまだなのか起きないんですよね。
アレルギーの症状がひどくなって、夜寝るべき時間に熟睡できていないのが一番の問題だとは思います。
休みの日は朝4時ころから起きています。そのあと眠くなって8時ころに寝てしまいます。この間の休日は昼すぎまで寝ていました。不登校中を思いだします。でも登校日にはなんとか起きるようになりました。
これも先生方が意識付けをしていただいたおかげです。
2回目7時30分に起こします。本当ならこの時間に家をでたいようです
今日は7時28分に制服に着替えておりてきました。





というしだいです。又余計なことを言ってしまったようです。
今まではここで、「あんたが早く起きないからやろ」 と言っていたのですが、さすがに勉強しましたので今はなにも言わないほうがいいと、じっと我慢です。
春休み中の訪問で宿題対応
春休み中に、息子の訪問のM先生がこられました。
今日は、皮膚科へ自分で行くと言っていたので、支援の藤本先生から連絡が入った時は、どうするのかと思っていました。
夕方、訪問していただき息子の口から皮膚科受診のことを話したようです。
実際、最近は退屈している様子で、私にゲームの話をしてきたり、〜食べにいこうといったりしていました。
息子も先生を、心待ちにしていました。
今日はもう一点、春休みの宿題のチェックも考えておられました。
母親の私には、もう1つ終わったと言っていたのですが、やっぱり全然だったようで・・・
M先生は、しばらく宿題をみていただき、そのあとで息子と一緒に皮膚科と食事につきあってくださいました。
帰られる時に送らせていただきお話を伺いました。


食事の間中、息子はひたすらしゃべっていたようです。
それにつきあってじょうずに聞きだしていただいたM先生はさすがプロですねぇ(^^;)
現在、登校に関しては問題ないでしょうと言っていただきとてもうれしいです。ただ、ガス抜きが自分でできていないとのことで、自分で学校でのストレスとうまくつきあえるようになるのは、難しいようです。
親の私からみても、登校に関しては安心できるレベルにまでなったのでないかと思います。けれども、新学期新しいクラス・新しい担任・難しくなる勉強とまだまだハードルがたくさんあるようです。
家族の中での問題もたくさんあります。
M先生も、『春休みの宿題が全部終わらせることができるかどうか気になります』と言っておられました。
でもここまで息子の登校に対する意識が変わるとは思っていませんでした。
ここまでにしてくださった先生方に感謝です
このブログも見てくださったようで、励ましのお言葉をいただきました。
とてもうれしかったです。
ありがとうございまいした。