登校刺激が終わり、復学に向けて対応が始まりました。
親は、今までの息子への対応に自信がなくなり、なかなか過干渉なクセがぬけません。
疑問に対しては、その都度藤本先生へ聞いて、自分の中での答あわせをしていた時期でもあります。
今までの経緯はコチラ
→我が家の不登校の軌跡(中学生の息子)
母の干渉 その2 5月28日
息子は朝からパソコンをしていました。そんな息子の姿を見て、ついつい口がすべります。
母 「 昼間、何してるん?」―①
息子「えーっ、別に」
母 「朝起きてない時は、昼まで寝てるの?」
息子「そうやなぁ」
この会話で、添削していただきました。
学校に行ってない子供に昼間のことを聞くほど親として辛いことはないですね。
この日は、母親のみカウンセリングをお願いしていた機関に最後のつもりでいきました。
母親のためのカウンセリング終了
今日で終わりにしたい旨を伝えました。
- 息子の状況と、始業式のことから、自分の考えで違う方法をとることを決めたこと
- 復学支援機関に依頼したこと
- 息子自身への働きかけが、必要と感じていること
- ゆっくりしていては、学校が終わってしまう。今できることをしたい
このようなことを話させていただきました。
ここの先生は不登校対応の高校の先生です。そこで、ぜひ聞きたかったのが、高校進学を本人が望んだ時の選択肢は何があるか。又それぞれの良い点・悪い点は何かということでした。
第3者としての意見をいただけないでしょうか?とお願いすると、心よくお話しくださいました。
またこの先生に、娘のことも少しお話をしたところ、素敵な言葉をいただきました。
「『人生の課題から逃げてはダメ。お母さんにできること(手伝えること)はするよ』と娘さんに言ってあげて下さい。」と言われました。
きっといたらない母親にいろいろ言いたいことがあったと思いますが、良い言葉をいただき、感謝の気持ちで一杯でした。
散髪に行かせたい母とゲーム屋に行きたい息子 5月30日
息子の髪のカットの話がでていました。でも外出禁止を言われています。
日曜日に一緒に行こうかと思い、息子に聞いてみました
母 「 日曜日に髪切りに行く?」
息子「 うん。ゲーム屋行きたい」
母 「えー、何をしたいん?」 −②
息子「 ゲーム売る」
母 「新しいの買いたいん?」
息子「 うん」
この件を支援の藤本先生にメールで問い合わせました。
なぜと聞かれたら、止められているからと答えてください。
母 「 髪は切りに連れていくけど、ゲーム屋はあかんよ」
息子「 えー、そんなら髪切らんでいいわ。お母さんの行くとこの近くの店でいいわ」
母 「 ゲーム屋はなぁ」
息子「自分で行こうかなー」
どうやら、ゲームを買うのがダメと言われたのではなく、行く時間がないからダメと理解したようです。
息子「明日、自分で髪カット行くから」
母 「・・・」
休みの日なら、外出してもいいのか?
金額がわからないので、お金を多めにもたせることになるが、よいのか?
迷ってしまい、その場での返答はできませんでした。
後ほど、教えていただきました。
OKです。お金のことが、心配であれば、レシートとおつり、もしくは料金を確認して、ちょうど渡してください。
(又②の部分の添削をしてもらいました)
②―×聞かない 理由を聞いてからの禁止はよくありません
ゲームを買いに行きたい! 5月31日
母の帰宅とともに、息子が玄関まで迎えに出てきました。
息子 「明日(日曜日)、何時頃行くん?」
母 「明日、髪切りに行く?」
息子 「 いや、行かへん。ゲーム屋だけ行けたらいいわ」
母 「 でも、ゲーム屋は連れていかれへんよ」
息子 「休みの日やから、いいんちゃうん?」
母 「 学校に行ってないのに、あかんやろ」
息子 「 じゃあ、外に出るなっていうことやな!!もう寝とくよ!」
母 「ゲーム屋で何したいん?」−③
息子 「ゲーム売って、買う」
母 「 それがあかんのとちがうん?」
息子 「 じゃあ、別の店で・・・」
母 「 ・・・・」
息子 「 もういいよ!!」
怒って自分の部屋へ戻ってしまいました。
息子は、食事どきになっても、部屋を真っ暗にして寝ています。その後、息子が起きてきました
息子 「お腹下痢みたい。ずっと前からやから、食べられへんわ」
息子 「 何もかも、あかんのやろ!!もう一生寝てるよ!」
息子は少し涙声になっています。やつあたり状態です。
息子 「 もう(ゲーム)全部捨てろ!っていうことやな!」「 もう本も捨てろっていうことやな!」
息子は怒って部屋へ戻っていきました。
以前なら息子のこんな状態をみるとすぐにしかたないなぁとOKしてしまっていました。でもこの時は支援をお願いしています。
今までも、これでいいだろうと思った対応がことごとく修正が必要でした。こうなると自分が良いと思う対応に自信がなくなります。
お休みの日だったのですが、支援の藤本先生に問い合わせのメールをしました。
母『明日ゲームを買いたいようで、学校に行けてないからダメだと話しました。
このまま、ゲームを買うのはダメとつっぱねてかまいませんか?』
お母さんに反発がいきますから。当然突っぱねてください。
休みの日のすごし方で、息子に「じゃあ、何だったらいいの?」と聞かれて返事に困りました。
ゲーム屋に自分で行って、見て帰ってくるだけならいいのか?ちょっとした、欲しいものを親が代わりに買ってくるのは?
外出に関して支援の藤本先生に伺いました。
今は、学校に行かないと退屈という図式が大切です。代わりにも買いません。止められていると言ってください。
(会話の③の部分を添削してもらいました)
③―×聞いてもさせてあげられませんので、余計にかわいそうです。
親も前日と同じようなことを言っています。なかなか会話のクセがぬけません。
不登校中の昼ご飯 6月2日
この時期、息子のお昼御飯の件で色々ありました。私はフルタイムで仕事をしているので家にはいませんが、息子は家に1日中いるため、お昼御飯が必要です。
もちろん、お昼の用意はしていくのですが、うちの場合は息子も簡単な料理(ラーメン・チャーハンなど)はするためこちらが用意してあるものと違うものを食べている時があります。
この日、お昼として用意したの物
炊き込みごはんコロッケ1個・春巻き1個レタスとトマトのサラダ(大皿にいっぱい)
実際に食べた物
カツ丼の具+御飯
ラーメン2人分
カップヌードル
何回かこんなことがあり、父親もかなり怒っていました。
父親の言い分は
「もう作らんでいい!かってなことしている。作ってもらっている感謝の気持ちがない。材料だけ用意しといて自分で作らせたらいいんや!
作ったって食べへんかったら意味がない。捨てるだけや。もったいない。もう作りたくない。本来作る自体もおかしい」
母親としては、
父親の考えもわかる。しかし食事の用意は親の責任があるのではないか?
息子にまかせてしまうと、御飯ものでお腹を一杯にしようとするため、肥満が加速度的にすすむ。
肥満により糖尿病や高血圧・心臓病になると、後もどりすることができないため心配。
それならば、一応の枠組として親が用意する必要があるのではないか?
これらのことをふまえて、会話ノートで質問させていただきました。
距離をとって自立を促す必要があるため、今親がしてあげられるのは、食事を作ってあげるくらいしかありません。本人が食べる食べないに関わらず作ってあげることで愛情を伝えます。食材をムダにしないことなどは、指導していきます。
支援が始まりましたが、まだ再登校前の時期です。息子自身の意識も変わった様子はありませんでした。
親も、今までの対応がよくないことは理解していても、ついついクセのように以前の対応が出てきてしまう時期でもありました。