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不登校とパソコン(ネット)という項目で、いくつか記事があります。

  1. 不登校とパソコン!ネットとの付き合い方息子の場合の失敗
  2. 不登校とパソコン!高校生の娘の場合の失敗
  3. 小学生で不登校を経験した家庭のパソコン事情
  4. 中高一貫校の不登校とパソコン(当記事)

今回の記事を書いてくださったラベンダーさんのお宅は、高校3年のT君、高校1年のR君お二人の息子さんがおられます。息子さん二人とも、中高一貫校へ通っておられます。

長男のT君が中学1年の11月に完全不登校になり、中学2年の6月にFHEの支援を受けて復学されました。




『ラベンダーさんのcase』

 

うちの場合、ゲーム、パソコン、携帯、テレビ等について制限を設けたことはありません。(与えた頃よりです。今思うと、あまりにも考えなさすぎてました)

小学校の頃はそれでも何も問題はありませんでした。外でも遊ぶしゲーム漬けでもなかったですしね。
ゲームが友達とのコミュニケーションのツールになってる部分もあったし、少しぐらいやりすぎても大丈夫だろう、年齢があがると時間も減るだろうなと考えてました。

 

大きな考え違いでした。中学生になると減るどころか増えていきました。二人とも私学に通っていますから近所の友達とも時間も合いません。どんどん距離が出てきました。

そうなると家でゲームをする時間が自然と増えていきました。

時間さえあればゲーム(試験前でも平気でやってました。今でもデス)。その姿にイライラしだし、息子たちに何度も話しました。
しかし、息子たちには全く響きませんでした。

当たり前ですよね。
今まで許していて、急にダメだとか時間を減らせだなんて。
ルールも決めずに与えておいて今更って感じですよね。
親の都合でしかないですよね。

 

不登校中も一日中ゲーム

私も家にいましたから、息子の姿がいやでも目に入ってきます。学校に行ってないわけですからゲームを許可する必要はないのでしょうが、取り上げたりもしなかったです。

不登校中のゲームについてはよくわかりません。(ごめんなさいね)

取り上げてしまうとこの子はどーなるのだろか?
布団から出てこないのではないだろうか?
起きてくるだけマシかも・・・・と自分の都合の良いように解釈してました。

 

ゲームの与え方

ゲームの与え方ですが、やはりルール決める必要があると思います。(ありきたりの答えですみません。でも、これしかないように思います)
こんな時代ですから、ゲームそのものを与えないというのは、考えにくいです。

 

次男の同級生で(小学生のころ)ゲームをもっていないため、友達のDSを盗んだ子がいました。これは極端な例ですが周りの状況を見て与える必要があるかなと思いました。大勢の子が持ってるのに持ってないとなると上のような問題も起こりえますものね。

 

ゲームと勉強の関係

よくゲームばかりして勉強しないというお話を聞きますよね。私も子供が勉強をしないのをゲームのせいにしていました。
確かにのめりこむと思考力が弱まったり、集中力が続かないといった弊害があると思います。でも勉強をしないこととゲームは関係ないような気がします。

スイッチのonとoffの切り替えの出来る子供さんはゲームと上手につきあっておられるようです。息子たちはこの切り替えが下手なんですよね。

 

今でこそなくなりましたが、勉強しなさい!といったようなことを毎日言ってました。ゲームを捨ててやろうかと思ったこともありました。でも捨てたところで効果はないでしょうね。

 

今悩んでいるあなたへ

不登校中の方や復学されて登校が安定してきたらきっと勉強の遅れが気になるでしょう。(学年が上がると受験や単位の問題もあるし)

でも、見守ってあげてほしいと思います。やらされた勉強は全く身に付きません。弊害のほうが多いです。

これは間違いないと思いますよ。
向上心をくすぐるような言葉がけをすればよかったと後悔しています。

 

中学受験をして私立の中学に入り、この先も親の考えてるような道を行ってくれるんだ
ろうな〜と思っていました。普通に大学まで行って就職するだろうと勝手に妄想してました。

わが子が不登校になるなんて思いもしなかったです。不登校なんて我が家には関係のない世界の話だと思っていたのです。私立に行けば学校がある程度導いてくれるだろう考えていました。

それも間違いではないです。
先生方はほんとに熱心に指導してくださいますし、子供が少しでもやる気を出してくれるように叱咤激励してくださいます。でも、やはりここでも同じなんですよね。
本人たちの向上心や学びたい気持ちがないと無理なんですよね。

いくら環境や周りが良くてもね。

公立・私立、どちらへ行こうが本人次第なんですよね。
(以前どなたかがブログで『無作為に集められた集団=公立』このような解釈をされていました。二人を私立に通わせている私から見れば、いろんな子供さんが集まっています。
無作為集団としてみるなら、公立・私立あんまり関係ないかなと思います)

 

最後に

卵から殻を破って自分で出てこようとしている子供を自分の理想の子供にするために、時には、まだ出てくる時期が早いよと、その割れかけた殻にガムテープを何重にも貼り合わせたり、時には、ひとりじゃ無理よねと殻を割るのを手伝ったり・・・・。
やっと外の世界に出られても弱い子供ですよね。

思い通りにしたいがためにやったことが、子供を不登校にしました。

 

ここに書いたことですが、不登校中はこんな冷静に考えられなかったです。
だから、今もし私と同じように悩んだり、失敗しそうな人がいたら、「子供は親の思い通りにはならない。親のする通りになる。」と言ってあげたいです。

親のする通り・・・・・怖いですよね。
子供に恥ずかしくない生き方をしなければね。

 

少しでもいい学校に行ってほしいとか、もう少し勉強してほしいとかいうのは親だったら誰しも思うことだと思います。
でも、そのことで我が子を他所の子と比べてイライラしたり、定期考査の成績に一喜一憂したりは、子供も親もしんどいですよね。

私は最近自分に言い聞かせてるんですよ。「幸せは、いつも自分の心が決める。」

不登校を経験しなければ、このように思えなかった気がします。

 

ラベンダー

 

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コメントいただきました

 

コメント(ふらわぁさん)

ラベンダーさんへ

頑張って私立中学に入ってからの、ゲーム漬け、不登校は、勉強のこと、将来のことなど心配が大きかったことでしょうね。

確かに、夢中でゲームをして勉強しない姿を見れば、ゲームのせいだと思ってしまいそうですよね。

でも、本当は本人が「よし、勉強するぞ」と思ってon、offの切り替えが出来るかどうかが大切なのでしょうね。

親はどうしても、環境や周りが良いことを望みがちですよね。

私立を選択される方だけでなく、公立でもよその学区の中学が荒れていると聞けば「ああこちらで良かった」と安心したり...

でも、全ては本人次第なんですね。

自分で向上心を持って、ゲームもon、off切り替えて勉強できる子になるよう見守っていきたいなと思いました。

→ふらわぁさんへ返信(ラベンダー)

コメントありがとうございます。勉強をやる・やらないは子供自身の問題なんですよね。

私もそのことについては理解しているつもりでしたが、どこか子供を信じてなかったり、周りに流されたりして揺れ動いてました。なかなか「よし、やるぞ~」とはいきませんが、少しずつ変ってきているなと感じる時もあります。子供の頑張る力を信じたいと思います。

 

コメント(空飛ぶミケ猫さん)

お子さんの不登校をきっかけに、子育てのことや、幸せとは……そんなことを考えられたんですね。不登校のおかげ……ですね。

そう思うから価値のあることになる。

まさに「幸せは、いつも自分の心が決める」ですね。ラベンダーさんの記事が多くの方の心に響き、子供を縛り付ける子育てから抜け出ることを期待したいと思います。

思いのこもったすばらしい記事でした。

ありがとうございました。

→空飛ぶミケ猫さんへ返信(ラベンダー)

コメントありがとうございます。

私の気持ちをストレートに書かせていただいただけなのですが、読んでいただいたこと嬉しく思います。間違った育て方をした弊害だろうな~と思う時が未だにありますが、後悔ばかりしてもしょうがないですよね。

私自身も前向きに頑張りたいと思います。

 

コメント(ちゃろ)

ラベンダーさんへ

今まさに、不登校から学校へ戻り、息子は次のハードルである勉強にむかわなくてはいけない時期です。

同じような経験をされた、ラベンダーさんのお話が、とても心に響きました。

『やらされた勉強は全く身に付きません。』本当にそう思えるようになりました。

じゃあ、ほっとけばいいの?と思ってしまいますが、そうではないんでしょうね。

まず、親の私が、息子のやる気をじゃましないように、勉強しないといけませんね。『子供は親の思い通りにはならない。親のする通りになる。』
そうですね、この言葉を、しっかり覚えておこうと思います。

ありがとうございました。

→ちゃろさんへ返信(ラベンダー)

ちゃろさんへ

私の思いを記事にしてくださりありがとうございます。心に響いたと言っていただき嬉しく思います。
「子供は親の思い通りにはならない」こんな当たり前のことに気がつかず子供を縛り付けていました。普段の子供たちの様子を見ているとまだまだ歯がゆく感じる面もありますが、子供を信じて見守りたいと思います。