- 投稿 2019/12/12更新 2019/12/12
- 我が家の不登校の軌跡(中学生の息子)
再登校をして、終わりとならないのが現実です。
その後も、安心とは言えず、なかなか連続して登校することが難しかったです。
じっと座っていることが難しいという状況でした。夏休みになっても、もちろん補習が必要でした。
1週間の始まり
1週間の始まりです。
息子は、はたして起きるのか?まだまだ不安でいっぱいです。
息子を起こしにいきますが、起きる様子がありません。耳元で手をたたきますがダメ。
目覚ましを鳴らして耳元においておきました。
とりあえず、息子はそのままにして様子をみました母親が部屋からでようとすると、息子が動き出しました。
制服に着替えて下りてきます。
ぼーっとしているので、食事を促します。一度は食卓に座りますが食べずにソファへ。
ヨーグルトをすすめると食べました。
しかし、姉にやつあたりされ無言です。不機嫌そうな様子で、何も言わずに玄関を出て行きました。
この間、15分ほどでしたが、息のつまるような時間でした。
この日は午後から懇談がありました。
懇談
朝の学活でのことを担任のT先生が教えてくれました。
クラス全員がそろったことをみんなで喜んでいたんですよ。○○くん(息子)も、私の方を見て、頷いてくれました。
息子の中で、少しずつ現状を認めることをしているのでしょうか。
その場で9月からの学校生活の目標を決めます。
・朝は余裕をもって登校する。そのために11時までに寝る。
・忘れ物をしない
この忘れ物が、これからのネックのようです。
息子は先生の言い間違いが気になって、先生が訂正するまで落ち着かない様子です。
このあたりの『こだわる』ことへの改善が難しいです。
謝っておこう
頑張って、登校しています。でも、昨日は夕方から寝てしまい、23時頃に起きました。眠れなかったのか、そのままずっと起きていたようすです。
やはり、生活リズムに苦労しています。
不登校中から、手の甲に傷ができており、中々治らずにいます。掻いてしまうためですが、かさぶた状態で、まるで象の足の皮膚のようです。
イライラするとこのかさぶたをめくってしまっています。傍から見ても目立つため、クラスで何か言われないかと心配していました。
担任のT先生に問い合わせしますが、特に心配はないようです。
担任のT先生から学校での様子を伺いました
班ノート忘れた。せっかく書いたのに。
どんなこと書いたの?
前と同じやけれど。あ〜忘れてしまった〜
班ノートは忘れ物には入らないよ。
班の友達に、ノートは書いたけど忘れたことを伝えたらいいよ
ついでに、謝っておこう
息子の口から『謝っておこう』という言葉を聞いたのがはじめてだったと喜んでくださいました。
『手がかゆくて、この手を刺したい。切ってしまいたい。』と言ったそうです。
あいかわらず、大袈裟な様子です。
初めての連続5日間登校
再登校後、初めて5日間連続で登校できました。しかし、朝の機嫌の悪いこと。
部屋から『お茶!』と叫んでいます。お茶が何?と聞き返そうと思いましたが、そっとしておきました。何か一言いおうものなら、何が返ってくるかわかりません。
そして、無言で登校しました。
この日の様子を後日担任のT先生から教えていただきました。
今日は、汗などによる体臭がきつかったようです。
かゆさは相変わらずで、集会のときもよく掻いていました。
総合発表会では、腹痛を訴え、トイレに行きました。
トイレに行きやすくするため、体育館で座る順番を最後に変わらせたとき、最後尾にいた男子に『ごめんな〜』と声をかけていました。
そういう風に言ってもらえたら、相手は嬉しい気持ちになるんやで
うん
担任のT先生からの連絡で、腹痛がよくあること。それと体臭の問題が浮上してきました。体臭の問題は友達との関係に影響するため、心配していただきました。
一度、このことも含めて夏休みのすごしかた・9月からのことなどの相談を藤本先生を含めて話しあうこととなりました。
ご褒美
この日は、夕方から訪問のM先生・N先生がこられました。
もちろん、私は仕事でしたのでどのような状況だったのかはわかりません。でも、息子が大喜びしたであろうことは想像できます。
夕方17時頃に藤本先生からメールが入りました。藤本先生からのお話は、息子の誕生日の件について。
息子の誕生日は6月29日。再登校日が7月4日だったので、誕生日の日は延期でした。
再登校日の朝に、藤本先生から『誕生日プレゼント(ゲームソフト)は登校をがんばったら』といわれていました。
息子にとっては、もう買ってもらえないものとあきらめていたようです。それでも、事あるごとに話しを持ち出すのを見ると待ち遠しかったのでしょうね。
息子の誕生日プレゼントOKの話を母親からするように言われました。しかし、この時期まだまだ不安定な息子です。話の持っていきようでどうころぶかわかりません。
そこで、訪問の先生がこられている日を選ばれたようです。
帰宅し、息子と訪問の先生の前で、先生から言われたからと話をしました。本人は、もうあきらめているような口ぶりでした。
どうせ無理やし・・。
もう、いいねん・・・
それを、訪問の先生方がうまく話を持っていってくださり、最後には、本人も嬉しそうにしていました。
息子は7月末発売のゲームソフトが欲しかったようです。
訪問の先生方から、夏休みの登校・宿題・汗の件の注意を聞いてこの日は終わりとなりました。
息子の補習一日目
この日は、息子の学校での補習がありました。前日遅くまでおきていた息子は、朝も機嫌が悪くなかなか起きてきませんでした。
ギリギリで起きて、怒りながら登校しました。
学校での様子を、担任のT先生から伺いました。
1時間目 英語
支援をしようと言葉をかけると、『今調べようと思ったのに!!』とイライラしてしまう。逆に自分から手を挙げて、質問することもある。
2時間目数学
『眠たい』と言って、芯で手の甲をさす。顔をグーでなぐる。頭をなぐる。
自分をコントロールするのが難しく、集中しにくい会話内容
息子の補習2日目
この時のことを、後日担任のT先生に伺いました。
夏休みの宿題をする時間ですが、とてもペースがゆっくりです。数学は、2時間で2ページも進んでいません。
わからないところが多いことと、手や目がかゆいことで集中しにくいようです。
今日も手を挙げて質問する場面があるました。
一緒に問題を解いていると、『あーそうやったんか。ちくしょう!』と悔しがるようすが見られました。
勉強の最中に、かゆい手をタオルでこすったり、かさぶたをたくさんめくったりしています。
シャーペンの芯を極端に長くし、折れることがわかっていて何度も同じことを繰り返していた場面がありました。
息子の補習3日目
息子は起きてきたのですが、ソファで寝ています。8時になって、やっと用意をはじめます。
間に合わないから送って
学校への送るのはいけないと聞いていました。しかし、夏休み中でもあるので、車で送っていきました。
藤本先生に報告しお返事をいただきました。
親の対応が揺れているとダメですね。
昼から疲れて寝てしまいました。こうして、寝る時間がずれていくのが心配です。
息子の補習4日目
補習中の様子を、担任のT先生に後日教えていただきました。
今日は一番に来てくれました。
国語の宿題を自分で始め、漢字の読み方で自分にわかるところは努力して書いていました。
数学はなかなか進まず、時間がかかっています。
勉強の途中で『頭ではわかっているけど、喉から出てこない〜』と話していたり、急に話が変わり『塾の時に家で寝ていて怒られたことがあった』と突然昔のことを話す場面もありました。
休憩がてら、教室を回っていると、自分から『窓閉めとくわな〜』と言って、教室に入って手伝ってくれます。
『○○(息子)って優しいよなぁ〜』と言うと、『そうかなぁ』と照れていました。
雑談の中で話していたのですが、誕生日のプレゼントを楽しみにしていることと、皮膚科にもう一度行って、早く手を治したいと言っていました。
担任のT先生は、前半の補習に全て参加できたことを、喜んでくださいました。そして、新たに追加で勉強会をするからと息子を誘ってくださいました。
しかし、息子は「予定があるから・・・」と断ったそうです。
本当は予定はないのですが。
息子自自身に聞いても、「行かない」といいます。理由を聞くと、「暑いから。先生(訪問の)が来てくれるかもしれないし・・・」
なんとなく、息子の気持ちもわかります。
支援の藤本先生に相談しました。
もう十分がんばりました。休憩させましょう
担任のT先生にもお断りのメールをしました。
親として、ひとつできるともう一つ、もっとと考えてしまいます。それではいけないのですね。つい、勉強の心配をしてしまいました。
姉と息子の言い合いに父親が・・・
高校生の娘は夏休み中も毎日クラブがあります。しかし、夜中にチャットをしている娘は朝なかなか起きられません。結局遅刻してクラブへいったり、欠席したりの結果です。
息子がパソコンの台にもたれていました。
パソコン、壊れるやろ!(`Д´)
うるさいわ! 壊したらいいねん(`Д´)
あんたがもたれたらつぶれるやん!
(`Д´)
ここで、父親が介入しました。
お前(娘)一人のパソコン違うやろ
(`Д´)
わかってるよ(`Д´)
いつもパソコンつけっぱなしで!(`Д´)
いつもとは違うし
そんなんやったら、壊してしまえ!
(`Д´)
壊したらいいやん!(`Д´)
最初娘と息子のケンカだったのが、父親もそばにいたために息子をかばったようです。
その結果娘と父親のケンカになってしましました。
父親も言い始めてから、『ヤバイ』と思ったようですが、後には引けなかったようです。
私は違う部屋にいたのですが、娘が話しをしにきました
もう、この家いやや! 私パソコンなかったら死んでしまうわ。ストレスでやっていかれへん。(`Д´)
娘の話を気の済むまで聞いてやるべきかとも思いました。
でも、聞いても答えられないことも言ってきそうなので退散しました。
姉弟ケンカへの対応は
夏休み真っ最中です。とにかく、暑い!
息子は、クーラーはつけずにお茶を飲み、氷をかじりながらひたすらパソコンをしています。なんとなく、訪問の先生を待っているようすです。
先週の木曜日に訪問のN先生がこられました。その時は、早い時間に入られたようで、お会いすることはできませんでした。
息子の夏休みの宿題の扱い(考え方)について聞きたかったのですが、残念。
息子は、「全部できなくてもいいって言われた」と言います。大丈夫でしょうか・・
最近、娘と息子のケンカが絶えません。息子がポロッと言ったことに、娘が過剰に反応しています。兄弟ゲンカは放っておくほうが良いのでしょうか?
支援の藤本先生に会話ノートで質問してみました。
娘さんが、悪いんですけどねぇ。
兄弟ゲンカはしばらくの間、ひどくならなければ放っておきましょう。
間に入る場合は、どちらかの名前を呼んで介入しないようにしてください
娘は夏バテ気味で、さすがに夜は早く寝るようにしているようです。息子は、昼夜逆転状態です。
不登校中の嫌な記憶がよみがえります。
今、親がしてやれることは何でしょうか・・・
夏休みになり、家にいる時間が増えケンカも多くなっていました。親も子ども達とのかかわりがわからずに上手に対応できない状況でした。
藤本先生からツイートいただきました(^^)/
担任の先生がすごい見てくれてましたねー(゜-Å)ホロリ この辺りを思い出すと成長しましたねー( ̄∇ ̄ノノ"パチパチパチ!! https://t.co/WOWOrwCxaL
— FujimotoTaku (@TakuFujimoto) December 12, 2019