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息子は勉強が苦手でしたが、運動が得意なわけでもありません。
そんな息子にとって体育の授業は結構高い壁だったのではないかと思います。苦手な授業だからといって逃げてばかりいるわけにもいきません。そんな苦手に対する我が家の息子への学校の先生方をはじめ支援の先生方の対応で、息子はかなり経験値が上がったのではないでしょうか。

 




 

苦手な体育

 

インフルエンザの休校が終わり、息子はがんばって登校しています。
あぁ、がんばっているんだ〜と思っていたのですが、中学校の担任のT先生から体育の授業の件でメールをいただきました。今度は何事?とちょっとドキドキしてしまいました。

 

息子は、体育が苦手です。もちろん肥満体型ですので、走るのが苦手なのでしょう。

小学校の時にもこんなことがありました。

 

小学校6年生の頃、参観で体育がありました。
マラソンだったのですが、息子は一番ビリをすごくしんどそうに走っています。みんなが走り終わってもまだ走っています。異様に遅いので、後で聞くと余計に1週走っていたらしいです。

そんな息子も自転車での遠乗りは得意です、自分の足でということが苦手なんでしょうか。

 

中学校に入学してから、よく火曜日に休んでいました。その当時は気がつかなかったのですが、体育の授業がある日だったようです。
この時期息子は膝が痛く、病院で診察してもらったこともあります。診断名はオスグットシュラッター病といわれました。(要するに成長痛のきつい物のようです)
膝の下の部分が飛び出たようになりますが、特に支障はないといわれました。
しかし、この入学当初の膝の痛みがクラブや体育から逃げる口実にならなかったとはいえません。

体操服に着替える時の自分の体型で何か言われたのでしょうか?
これが、不登校のすべての理由ではありませんが、関係があったのかもしれません。

 

この日、息子は朝から寝不足でしんどいとT先生に言っていたようです。(提出物があったようですが、ゲームはしっかりやっていました)
体育の時間にT先生が様子を見にいってくださいました。

すると、ランニングの後、すごい発作。ものすごい姿。
大人からみても「それは大袈裟やろ・・・」と思うくらい。
もしその発作が真実なら救急搬送しなければならないくらいの激しい動作だったそうです。体育の先生は、「いつもですので、がんばらせています」と。

その姿を見てクラスの子は、「出た出た」と言う者、笑う者もいます。
T先生はその場で注意してくださいましたが、大人からみても異常なようすだったようです。

 

 本人に優しい対応が最善とは限らない

 

その後、クラスで、本人には「頑張っていこう!」
周りのクラスメイトには「気になるのはわかるし、ビックリするよね。でもバカにするのは違うよ」と話していただきました。

 

先生も驚かれた事と思います。この連絡をいただいて、どう対応すればいいのか?息子には何を言えばいいのか?学校の先生には?

どうもこのような対応が私には、まだまだのようです。

 

支援の藤本先生に、伺いました。

返答

特にびっくりしませんよ。頑張っているのは事実ですから。

大袈裟なのは、その場でたしなめないと難しいでしょう

 

息子の大袈裟な様子は、何度もご相談させていただいているので、びっくりすることではなくなっていますよね。

 

息子は確かに体育が、しんどい・つらいのだと思います。でも、自分で体操服を準備して登校しています。その姿が息子の答えなのでしょうか。

 

息子は、自分の大袈裟な態度が周りにどう伝わるのか、どう思われるかを汲み取ることが苦手です。
子供の様子だけをみていれば、『かわいそう』となって、学校に対応を求めたくなります。しかし、我が家の場合、今回のことに関しては、学校側の対応が最善だったと思います。

親では、できない指導を先生方がしてくださいました。

 

T先生にお礼のメールを送ったところ、嬉しい返事をいただきました。

担任先生
担任先生
あんなにしんどがってもまたやろうとする○○くんは本当にえらいです!
だから厳しいかもしれませんが、一緒にできることを優先に声をかけていきたいと思います

 

学校での嫌なしんどい思いが、出来た! やった!に変わる経験となるよう周りの先生方が手助けしてくださいます。息子のペースで一つ一つ乗り越えていって欲しいと思います。
親は、子供の話だけを聞いて、目が見えなくならないよう、口出ししすぎないよう注意しないといけないと勉強させていただいた出来事でした。

 

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コメントいただきました

 

コメント(ayamiさん)

担任の先生いい先生ですね~学校での出来事に対して、家でどう対応するかは難しいですよね。

実際に見ていないし、その場にいませんから。

学校でのことは学校で解決していくと、親があれこれ気を回す必要はないのかなと思います。

先生が連絡をくださるのは本当にありがたいですね。

嫌なことから逃げていた息子さんが、今はしっかり向かい合ってる、成長してると思いました。

→ayamiさんへ返信(ちゃろ)

担任の先生からのメールはすごくありがたいのですが、すごくドキドキします。先生のお話にあった体育の先生の方針も納得ですが、一つ間違えると問題になるのでしょうか。

いろんな親がいるようなので、こちらから一歩も二歩も踏み込まないと、学校側は思うような指導は難しいのかもしれませんね。

息子の成長は、私には中々見えませんが、こうしてayamiさんに言ってもらえるとうれしいです。ありがとうございます。

 

 

コメント(ふらわぁさん)

担任の先生をはじめとして学校の先生方が適切なご指導をして下さる事がありがたいですね。
そして、それを受けてちゃろさんが、藤本先生にも相談しながら、先生方を信頼し配慮を求めたりしなかったことで、息子さんも頑張っていけるのでしょうね。

また周りのクラスメイトも、自分と違った行動を見てどのように反応するのが適切かを教えてもらう機会が持てましたね。

→ふらわぁさんへ返信(ちゃろ)

担任の先生は、いつも気にかけてくださるので、すごくありがたいです。でも、私の方が、メールをいただくとどうすればよいかわからなくなり、藤本先生へ相談させてもらってます。今回も、『たいしたことないですよ』と言ってもらったおかげで、息子には余計なことを言わずにすみました。

まだまだな私です。

息子は、学校で得難い経験をしていると思うと、ありがたいですね。

 

 

コメント(ろんくんさん)
「親は、子供の話だけを聞いて、目が見えなくならないよう、口出ししすぎないよう注意しないといけませんね」この部分、私の息子に当てはまることだと共感しました・・・
息子も大袈裟に私に報告をするので、聞いただけの私は真に受けるととても動揺してしまいます。まして娘の事があるのでなおさらです。男の子って母親から見ると難しい部分が多いです^^;
→ろんくんさんへ返信(ちゃろ)

子どもの話を聞く大切さを日々実感しているんですが、言葉の裏側が読み取れるようにならないといけないと、最近思います。うちの息子も、それ本当?っていうようなことを言うんですよね~

ろんくんさんの息子さんの、大袈裟な?話も一回聞いてみたいなぁ

コメントありがとうございます。

 

 

コメント(空飛ぶミケ猫さん)

こんにちはとっても素敵なお話です。

ひとつのことに対する対応はたくさん考えられますが、親の思いと違うと言うことでいちいち学校にクレーム入れるような親もいます。

ちゃろさんの対応も良かったと思います。

ちゃろさんのお礼のメールに、先生はご自分のされたことに自信をもっていかれると思います。

それは息子さんにとってきっと一番いいことです。

うちの子も以前は肥満体型でした。
肥満のハンデは結構大きかったと思います。

幸いご飯を作るのは親ですから、無理を市内程度に少しずつ親が工夫することもできますよ。

決して無理をしない程度ですが……

→空飛ぶミケ猫さんへ返信(ちゃろ)
息子の学校での生活を垣間見るにつけて、先生方の大変さがひしひしと感じられます。
今回空飛ぶミケ猫さんのコメントを見て、私のメールで、先生が自信を持たれることがあるのかと初めて気付かせていただきました。うれしいですね。
息子の肥満改善にも日夜取り組んでいますが、自分で料理をしてしまうのが、いいのか悪いのか・・・気長にとりくみます。

 

 

コメント(みかんさん)

ちゃろさんのとこは、今、支援中なのですね。

長期の休み明けの登校、ちょっとドキドキしますよね。

そのドキドキが子どもに移らないようにしないとって思うと余計にどきどきしたりして・・・

でも、そんな自分に気づいているということは、ちゃろさん自身が確実に変わっていかれてる、成長しているって感じました。

先生からのメールも、私に置き換えて考えてみたら・・・やっぱりドキドキするだろうなあ。

こんな時私はどうしたらいいんだろうって、わかんないだろうなあと思いました。

ちゃろさんはまだまだとおしゃっていますが、そのまだまだも、ドキドキもひとつひとつ乗り越えることで、ちゃろさんも息子さんも成長されているなあと感じながら読ませてもらいました。

フレ~フレ~、ちゃろさん(^0^)

→みかんさんへ返信(ちゃろ)

みかんさんの素直な感想と応援、とってもうれしいです。ありがとうございます。朝の登校に関する問題は、今だにドキドキします。でも息子より娘のほうがスリルがいっぱいです。

毎日、思いもつかないようなことがおこりますが、皆さんのブログを見て元気をもらっています。

又覗きに来て下さいね。