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- 我が家の不登校の軌跡(中学生の息子)
中2の夏休み前に復学した息子の、初めての2学期の始業式です。
はたして、問題なく登校することができるのでしょうか。まだまだ親も子も経験値がたりません。
中2 2学期開始
中2の2学期の開始です。
息子はちゃんと登校するのか・・・?まだまだ不安の方が大きい状態です。
朝、起こしますがやはり起きてきません。
7時・15分・30分と起こしに行きますが起きません。8時近くになってやっとおきてきました。
息子も、ヤバイと思ったのでしょうか。こんな一言を・・・
本来なら、ダメですよね。でも、このときは、少しでも行ってほしくて、送ってしまいました。
後から、藤本先生に報告のメールをいれました。
祖母のお葬式
昨日の夜に、義母が亡くなりました。
もちろん、大変悲しい出来事です。でも、私の頭の中にあったのは、もしや又・・・という思いです。
それは、一年前に義父がなくなり、その後息子が不登校になったからです。
もちろん、息子の不登校は起こるべくして起こったのだと思います。でも、もしかして又、息子が学校に行けなくなるのではと不安な気持がありました。
藤本先生に、忌引きで学校を休ませる旨を連絡しました。
その時に、『何かあればフォローしますので、しっかりとお別れさせてあげてください』とメールをもらい心強く思いました。
息子も娘も、祖母と一緒には住んでいませんでしたが、よくかわいがってもらった祖母なので、神妙な顔で参列していました。
息子も娘も、祖母と話が弾むというタイプではありませんが、一緒に出かけた時は祖母の歩く速度にあわせて歩いてあげるといった、優しい面も見せてくれていました。
亡くなった当日の夜の病院
翌日のお通夜の様子
お葬式の様子、
火葬場での様子、
骨上げの様子・・・
子供ながら、何か感じているようでした。
お寺のご住職の説法に、命の大事さを説くものがありました。娘は、特に感じるものがあったらしく涙ぐんでいました。
忌引きの後の欠席
今日から、学校があります。忌引きで登校のリズムが崩れているのではないかと心配していました。
すると、息子は朝起きましたが、気持が悪いといっています。トイレに入り、洗面器を抱えて吐きそうと言っています。しかし、実際には吐いていないようでした。
娘は、短縮授業です。それでも、朝起きず学校は休みましたが昼からのクラブには行ったようです。
この翌日も、息子も娘も二人とも欠席です。
とうとう・・・という気もちでした。
メールで、何か息子に言ったほうがいいのかと先生に問い合わせしました。
完全パッシブで
週明けの月曜日が怖いです。
コーチング
朝、息子を起こしに行きます
7時・7時30分と起こしますが、動きません。
7時40分 父親が息子を起こしにいきました。息子は、起きましたが、登校の準備をしながら「ないものがたくさんある」と言っていました。
このあと、トイレへ入って出てきませんでした。
藤本先生へ、連絡です。夕方に入っていただけることになりました。
待ち合わせの場所へ、藤本先生と訪問のM先生がこられました。こちらは、私と主人とでむかいました。簡単な打ち合わせを聞かせてもらい、いざ家へ。
家に帰ると、息子は部屋で寝ていたようです。
藤本先生が、息子の部屋へ行きリビングにつれてきました。
藤本先生と息子と二人で話しをしていました。
しばらくして、両親もリビングへ
息子に、少しは伝わったでしょうか?
訪問のM先生が残って、明日の準備を手伝ってくださいました。M先生が帰られる時は、息子は玄関まで出て、うれしそうに話をしていました。
その後、藤本先生からメールで子供の様子を気にしてくださいっていました。
子供も落ち着いた状態でした。
父・母の対応があれでよかったのか、伺ったところOKの返事をいただき、ホッとしました。
息子の様子を見ていると、頑張りすぎているのではと思って先生に質問してみました。
それでも、そのつど指導が入っていくからそれでOKです。
朝送っていくのは、無しです。それで、遅れても良いです。
休んでしまっても、その後でフォローするから。送らない方針で行きましょう。
担任の先生の目からみた学校での様子
中学校のT先生から電話が入り、学校での様子を教えてもらいました。
○朝保健室によっている。
休み時間も。
保健室の先生に『 しんどいんや』と話を聞いてもらっている。
○手首を切った後がある。
8月の末に姉とケンカした後にやったと本人が言ったそうで、生徒指導の先生が、息子に聞いた時は、ごまかしたようです。
その後、保健の先生が聞くと、1時間くらい話をしたそうです。
『 お姉ちゃんとケンカして、イライラしてハサミで傷つけた』
担任のT先生が聞くと、すんなり話をしたそうです。
息子『ハサミで傷つけたんや〜』
T先生『痛かったやろ?傷つけても、解決しないし、やめときや』
息子『うん』
○勉強の面で、全体的にどの教科もよくがんばっています
本人の成長がみられます。
体育は、途中でギブアップですね。
○話が途中で突然変わることが多いです
びっくりした顔をしてみせると、自分から『話かわるけど〜』と言ってくれました。
気づきがふえています。
○お昼の時、食べるのが早いです
それを見てクラスメイトは笑っているのですが、本人は気にしていないようです。
細かく見ていただいていることに感謝です。
マイナス発言
息子は昨夜から風邪気味でした。案の定、朝起きません。
学校へ欠席の連絡をいれると、休みあけからのテストのことを言っておいてほしいと言われました。(言っても頑張りにはならない・・・)
息子の欠席の理由はいくつか考えられます
・風邪気味
・テスト前
・体育祭の練習
・土曜日に遠出をして疲れた
親の感では、体育祭の練習でひっかかっているのではないかと感じています。
藤本先生に相談しました
(午後に、訪問のM先生とS先生が来てくださいました。)
夕方、親が帰宅すると、息子は真っ暗な部屋で寝ながらテレビを見ていました。
おまえ、今日どないしたんや
昨日から、しんどかってん
↑
①
険悪な状態になってきたので、母も息子の部屋へ行きました。
しんどいの?
頭がわれそうに痛い
息子は、話の間中、自分の手首をこぶしで殴っていました。手をつかんでやめさせようとしても無理やり続けています←②
誘発
前日、学校を休んでしんどいと言っていた息子です。この日は、祭日で学校はありません。息子は、朝一度起きてきますが、もう一度部屋へ戻ってしまいました。
あんた、風邪どうや? ←③
まあ、なんとか
夕方、外出から帰った時も同じことをしてしまいました。」
ただいま、調子どう?←④
なんとか
つい、息子と何か会話をと思うのが問題なのかもしれません。
訪問の先生だからみえること
訪問のN先生が夕方から、こられました。
帰られる時に、駅まで送らせてもらい、息子の様子を伺いました。
頑張っているが、学校が楽しいわけではないので、いつこけてもおかしくないと見ています。
学校へ行かなきゃいけないという意識は入っています。
多少、自閉傾向があります。
自分の興味のあることに固執する傾向がみられます。
誰とでも、気軽にしゃべれるわけではありません。
まだまだ、復学して日が浅く、2学期早々の忌引きでピンチがあり、そこからの立て直しをしてもらいました。
親として、つい勉強のことも気になります。しかし、まだその段階まで行っていないようです。今は毎日行くことが課題だと。
こうして、訪問の先生の目から見た息子の様子を聞かせてもらうことで、先へ進もうとする親の気持ちを何度も戒めました。
息子と父親の関係についても、助言いただきました。
N先生がこられている時に、父親が帰宅したようです。すると、とたんに息子がソワソワしだして、2階の自分の部屋へ行ったそうです。
怒りすぎる父親という感じで、訪問の目からみても、父親として機能していないように見えます。ただの怖い人になっている。怒っても最後まで言うことができていない。
売り言葉に買い言葉ではいけません。
まだまだ課題の多い我が家です。
今回の会話などは、あくまでも我が家の場合です。基本から外れた部分も多々あるかと思いますが、ご了承ください。