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- 我が家の不登校の軌跡(中学生の息子)
不登校経験があると、新学期といった環境の変化にはどうしても敏感になります。
中1の7月から完全不登校だった息子が、唯一自力でチャレンジした中2の新学期は見事に失敗(-_-;)
4月は新学期という環境の変化ももちろんですが、アレルギーがひどくなる時期でもあり大変です。中3の新学期には、息子の成長した姿もチラホラみかけることができました。
中学3年生4月 新学期スタート
新学期が始まりました。息子は、朝早くから準備をし、元気に登校しました。
1年前の息子とは別人のようです。
これも、支援の先生方のおかげです。ありがとうございます。
学年が変わり、息子の担任の先生がどうなるかと心配していました。けれど今年度も同じT先生がもってくださることになりました。
一番仲の良い友人も同じクラスです。学校側の配慮に感謝です。
ただ喜んでばかりもいられません。息子にとって居心地の良い環境であればあるほど、その先のことが心配されます。
高校に進学すれば、今までの先生の対応とのギャップが想像されます。
息子は今アレルギーで顔がひどい状況になっています。まるで、殴られたような状態です
以前の息子なら、それだけでイライラし『どうせ俺なんか・・・』と考えていました。
それが、今年は一番アレルギーがひどいのですが、息子の様子は明るいです。
学校のT先生にも事前に連絡させていただきました。
アレルギーのこと・クラスの子の反応は?・息子の受け止め方?
今までは母親が率先して、皮膚科につれていき、母が医師から話を聞き、母が治療方法を確認していました。
しかし、息子はアレルギーとずっとつきあっていかなければいけません。
今年は息子一人で病院へ通い、息子が医師と直接話をし、治療も自分で忘れずにすることを目標にしていました。
ただ、開業医では手に負えない(アレルギーの)状況と聞き、又親の不安が大きくなってしまいました。もう一度親の気持ちの仕切り直しが必要のようです。
がんばっている息子の邪魔をしないよう気をつけないといけませんね。
コメントいただきました
大変ですね。お子さん一人で受診と書いてありましたが、不安がらないんですね~。強くなったって事ですね。
これで第一歩と思っていると、大学病院を紹介されてしまい、又ついていかないといけなくなりました。でも大学病院も次からは、一人で行ってもらおうと思っています。アレルギーに関しては、無理やりでも息子に頑張ってもらおうかと・・・もちろん親もがんばりますね。
学校でのアレルギー
週末の金曜日、息子の担任のT先生からメールをいただきました。
集会で1時間じっとして話を聞くことのストレス?からかかなり掻いてしまったのと、掃除の時間にほこりで発作のようなものがありました。
息子がアレルギーと学校生活をどう乗り越えていくかが、今年の気がかりでした。さっそく!という感じです。
息子の状態は、
目がかゆく、がまんできずに手でこする
↓
こすりすぎて顔の皮膚が炎症をおこす
↓
炎症を起こした皮膚から膿のようなものが出て気になる
↓
こすった手が又痒くなる。
と悪循環だったようです。
今まで『発作』というようなものはなかったので、先生からの連絡で一気に不安になってしまいました。幸い?仕事先だったために、息子本人に母親の心配が伝染することはなかったのですが・・・
T先生に詳しい様子を、お尋ねすると、すぐに返事をいただきとてもありがたかったです。
保健室でお茶を飲んで少し落ち着きを戻し、教室に戻りました。保健の先生は、ハウスダストによるものだといわれています。
友達との詳しいやりとりはわかりませんが、班の子が落ち着いて報告しにきてくれました。
顔の症状に対して回りの悪い反応はありません。
周りも中学3年生でだいぶ大人になりつつあるのだと思います。
このやりとりで、親は状況を知っておくことは必要ですが、不必要に騒ぎ立てることは禁物ではないかと思いました。
先生には今年は自分で対処する方法を身につけるよう、親は手だしをしないようにしていることを報告し、先生への感謝の気持ちをお伝えしました。
私の帰宅後、息子から今日のことを言ってきました。
もう夜だったので、息子の中では今日学校であったことももう終わったことなのかもしれません。
そして、もう一つT先生からうれしい言葉をいただきました。
普通だったらあの顔の状態があったら、学校に行くのも嫌だろうに学校ではそんな姿をみせません。
むしろ「今年もがんばるぞ」という意欲が伝わってきます。
心が強くなりました。
T先生の言葉をいただき、学校という社会でがんばっている息子を評価していただいていることを嬉しく思いました。
またそんな息子のがんばりをみていてくれる先生にめぐりあったことも息子へのご褒美かもしれません。
コメントいただきました
息子さん、アレルギー辛そうですね。ここに書いてある様子だけでもかなり大変そうだと思いました。
> 息がつまって死ぬかと思ったわ。でもお茶のんだらなおったで」
とても心強い発言ですね。自分でしっかり対処できていて、かゆくて大変だろうに何も言わずに。その後の病院のアドバイスも素直に受け入れたおられるし。
ちゃろさんが心配を表にださなかったのが息子さんのこの発言につながったのではないでしょうか。
それにしてもT先生、泣かせますね~。生徒の事を良く見てくださる先生なんですね。こうして言って頂けると親もまた頑張ろうって思えますね。息子さん、これからもきっとうまくやっていけるような気がします。
アレルギーのみなさんは、こんな苦しみとうまくつきあっておられるのでしょうね。
息子も少しづつでも、対処方法を身につけていってくれればと思います。T先生からお話を聞くと、本当に親もがんばらなきゃと思います。
親も子もお世話になりっぱなしです。
自分の体質とうまく付き合いながら、自分で乗り越えていくしかないのでしょうね。
息子さんも経験しながら対処方法を探していくのだと思います。>不必要に騒ぎ立てることは禁物ではないかと思いました。
ちゃろさんの息子さんを応戦する気持ちが伝わってきます。
親は代わってあげられませんものね。
強くなったと言われて嬉しかったですね。
心配しすぎてもいけないし、ほっておいてもいけないような・・・
皆さんに色々教えてもらえると参考になります。
息子を見守ることで、対処方法を身につけてほしいと思えたのも、ブログをされている皆さんから教えていただいたように思います。
子供の成長を言葉で言ってもらえると、本当にうれしいですよね。
辛い症状が出て、次回病院でアドバイスをもらい実行することを繰り返すことで、症状の改善と共に自分で乗り越えて行く力も身に付いて行くのでしょうね。
見た目をとやかく言わないクラスメイトもありがたいですね。
そして何より、気にしない強い子になった息子さんが頼もしいですね。
親が心配しすぎると、悪循環がはじまるのかもしれませんね。
先生に成績を褒められるより、「心の成長」を認めていただいたのがうれしかったです。
この言葉で涙腺が壊れました・・(;。;)
本当、いい言葉を頂けましたね~アレルギーに関しては、実際、アレルギーの子どもであった私としての意見なら言えます。
あんまり周りに気にされても嫌だし、
意志の力ではどうにもならない、尋常じゃない痒みだというのに、簡単に、
「掻くからよ」とか「掻かない方がいいよ」とか言われることは、本当に本当に辛いものです。
私の親もきっと、どうしてあげたらいいのかわからなかったんでしょうね・・
何て声をかけたらいいかわからない、
だから出てくるのは「掻きなさんな」「精神力よ」「掻くからでしょ」って言葉だったのかもしれません。
ちゃろさんのおかげで、もう一つ、母の言葉を思い出しました。
「代われるものなら代わってあげたいけど」
という言葉が付いていました。
母もちゃろさんのように、本当に私のことを心配してくれていたのですね。
思い出させてくれてありがとう(涙涙)
アレルギーの辛さは、きっと本人しかわからないのだと思いますが、こうして体験を教えていただけると息子の心に近づけるような気がします。ありがとうございます。どんなに学校の中でのことを心配しても、もう子供の世界のことなので、親は見守ることだけですね。その世界の一端を知らせてくれる先生はとてもありがたいです。