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中2の新学期に自力登校にチャレンジし、失敗してしまいました。もう親にできることはないと考え、復学支援に依頼する決心をしました。

まずは、夫婦そろってのカウンセリングからです。

 

初回カウンセリング

 

不登校自立支援センター(ファーストホームエデュケーション)に初回カウンセリングをお願いしました。

両親そろってということで、今まで行ったことのあるところは母親だけだったので、主人との都合をあわせるのが大変でしたが、息子の大事ですので主人も了解してくれました。

 

息子の不登校の経緯は今までいろんな所でさんざん説明してきていますので、おおまかなポイントを書いた資料は用意していたのですが、その中でも小学校時代のことを聞かれるとほとんど記憶がなく、言葉につまります。

よほどこの時期は親が子供を見ていなかったんだなあと反省です。

 

中学校になってからのことや、心理検査の結果などもみてもらいました。

多少障害があるかないかの分かれ目(グレーゾーン)より少し上程度の結果です。

 

この時藤本先生に息子の性格やコミュニケーション能力は改善するのでしょうかと伺ったところ、わからないという答えだったと思いますが、自分の子供ならやってみる価値はあると思いますといっていただきました。

もし学校へ行けなくても、人とのかかわり方がよくなるのならと思いました。

 

娘(高校生)のことも聞かれました。
特に私たちは娘の心配はしていなかったのですが、娘のほうが心配といわれ、主人が大変心配していました。

 

方法や金額の説明をしていただいたのですが、さすがに金額のことは良く覚えているのですが、復学の方法についてはほとんどこの時何を説明してもらったか覚えていないのす。
それだけ混乱していたのでしょうか。

 

この時期、息子に直接働きかけてくれる方法の必要性を強く感じていました。

そして、訪問カウンセラーを取り入れられていることはホームページでみて理解していましたので、私の中では、ほぼお願いしたい気持ちが強かったのですが、やはり夫婦の足並みがそろわないことには、後々難しくなります。後日返事をすることにし、この日は帰りました。

 

 

復学支援依頼を決断

 

朝7時に娘を起こします。弁当がいるといっていましたが起きてきません。
息子も起こします。起きてきますがリビングのソファで又寝ています。

 

「学校どうするん?」と聞くと息子は手を横にふって行かないしぐさをします。

 

支援を頼むかどうするかの結論をださなくてはいけません。私の気持ちはほぼ固まっていたのですが、主人の気持ちは?

あまり、私が主導で決めてしまうと後々うまくいかないかと思い主人の返事を待ちました。
「頼むしかないやろ」という結論をだしてくれました。

 

主人にしてみれば、息子だけの問題と思っていたのが、急に娘の問題としても登ってきたため、すごく心配だったようです。男親にとって娘は又息子とは違うのでしょうか。

 

夕方 不登校自立支援センター(ファーストホームエデュケーション)に電話をし、支援の依頼をお願いしました。

 

 

会話ノートから見える親のクセ

 


支援の依頼を決めた日から『会話ノート』をつけはじめました。

この時のノートをみると、朝子供にむかって「学校どうするの?」という言葉かけをしていました。

これに対して藤本先生から添削をもらいます。

 

添削
学校は行くべきなので、「どうする?」と聞くことはありません。
これには休む又は行くというように休む選択肢を与えてしまっています。

 

 

息子に様子を聞く電話をします

 

この日、娘が朝登校するのを確認することができずに出勤しました
10時頃、仕事場から家へ電話しました。息子が出ます。

母「お姉ちゃん(学校)行ったかなぁ」

息子「行った」

母「朝ご飯たべたん?」

息子「食べた」

母「お昼何食べるかわかる?」

息子「うん」

以前はまったく気にせずにしていた会話です。
あまり自分からしゃべろうとしない息子に対して、私からしゃべってしまう傾向がありました。

この会話に先生からの添削の結果です。

 

添削

休んでいる息子に姉の登校を確認することはよくありません。本来家にはいないはずですよね。

お昼を心配して聞いた件は、本来は学校で食べるべきところですよね。
「悲しくてこういう話はできない」気持ちではないでしょうか。普通に家での昼食の話をしていると行かないことを認めてしまうことになります。

 

私の頭の中では学校へ行ってほしいという気持ちがありますが、
実際には家にいることをあたりまえのこととして対応してしまっていました。

 

 

不登校中の外出

 

息子はこの日、自転車で漫画やゲームの店へ行くと言っていました。そこで私が帰宅後、息子との会話でこの話しをしていました。

母 「今日は出かけたん?」

息子「うん。昨日言ってたとこ」

母 「疲れたやろ」

息子「足が痛いわ」

この時の会話で添削いただきました。

 

添削

本来学校へ行っているから土・日・祝・春夏冬休みがありますよね。学校休んで漫画屋に行っている子に「お疲れ様」はないです!

本来は親として認められないことをさせていると自覚しましょう。

 

不登校中、学校の先生にも外出のことで注意されたことがあります。
近所のコンビ二に昼御飯を買いにいった時にたまたま先生が息子をみかけられたそうです。

その時は、別に悪いことをしてるわけではないし、家から一歩もでないことも健康上よくないから、外出はかまわないのではないかと思っていました。

 

でも支援の先生の言われていることをみると、親が学校に行かないことを認めてしまっている対応をしていると、子供の気持ちも家での楽な生活に流されるのでしょうか。

 

お手伝い

夕食の手伝いを息子に頼んだのですが、これも失敗でした。

 

添削
休んでいる子に手伝いはさせない。
「お手伝い」は本来自分のすべきことをして、余力でサービスしてもらうものですね。

 

この時期、食事中の会話も私が口出しをして息子が怒って空気が悪くなることが多かったようです。
私がよかれと思って息子との会話に努めていたのですが、逆効果だったんですね。

 

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中学校への毎日の休みますの連絡が苦痛に

 

息子は、こちらがなにもいわなければ朝普通におきてきます。

朝、「学校は?」と聞くと「行かない」と言って又寝てしまいます。本当になにもしなくていいのか不安になります。

 

中学校へは、支援の依頼を決めた後、息子への連絡は直接しないようにお願いしました。
特に詳しい説明をしたわけではなかったので、学校の先生は親があきらめたのかもと心配されていたようです。

 

このころ、中学校への毎朝の「休みます」の連絡が苦痛になっていました。
電話連絡するたびに、思いしらされる気がします。

 

支援の藤本先生にメールで問い合わせをしました
「息子の担任の先生に休み連絡を毎日しない旨伝えたいのですが、
これからどうするか聞かれそうです。どのように返答すればよいですか?」

藤本先生からは
「学校の先生には、不登校の専門のカウンセラーの方に、
今様子をみてもらっていますと言っておいてください」と教えてもらいました。

 

担任の先生はとても熱心に対応してくださいます。
けれども、その熱心さがわかるだけに、どう返事をすればよいかわからなくなる時があります。

 

 

メールに潜む問題 

 

この時期、息子は携帯を持っていました。このことは中学校の担任の先生もご存知です

担任の先生からメールで連絡をいただきました。

『友達のAくんがメールで本人に連絡をとりたい。

○○くんの携帯の番号を教えるか、Aくんの番号を伝えるかどちらがよいですか?』

 

息子のことを思っている友達がいることがうれしく、感謝の気持ちで一杯でした。

今までなら、すぐに番号を伝えてもらっていたと思います。

 

この件を支援の藤本先生に伺ってみました。

 

返答
相手のお子さんには、担任の先生から「○○(息子)くんのアドレス聞いておくわ」と引っ張ってもらってください。ありがたいですが、今きちんとメールとかできると思いますか?
登校刺激前か直後くらいにアドレス伝えてもらいましょう。

 

メールを送った方は返事を待ちます。返事が返ってこなければ、気持ちのよいものではありません。

そのことからせっかくの友達がうまくいかなくなる可能性もあるのだと気づかされました。

 

たしかにメールをもらったらきちんと返事をするといった決まりごとは息子はわかっていなかったので、藤本先生の言うことに納得し、担任の先生に連絡しました。

 

 

お小遣い

 

この時期息子がお金を無心してくることが多くありました。

母が出勤準備をしていると

息子 「お母さん、100円ショップいきたいからお金ちょうだい」

母  「今日はお父さんが休みだから、お父さんに聞いて」

父  「いくら(なん円)いるんや」

息子 「さあ」

母  「何買うか聞いて、その分だけ渡して」

このようなやりとりに添削いただきました。

 

添削
学校を休んでいてお金渡すわけにいかないですね
休むことを認める対応と言えます。

 

この時息子のお小遣いは1000円。

少しすくないかなと思うこともあり、何も考えずにお金を渡していました。これも、親の認識不足で、甘かったですね。

 

 

〇〇したろか

 

以前から息子の好きなおすすめの曲をお母さんに録音してあげると言っていました

息子 「CDにとったよ」

母  「何を」

息子 「CDに曲いれたよ」

母  「また聞かせてな」

息子 「今みにきてや」

母  「ありがとう、もらっておくわ」

私は息子との会話が少しでも多くなればと思い、できるだけ息子の気持ちをくんで会話したほうが良いと思っていました。

けれども次のような添削をうけました。

 

添削
学校を休んでこんなことをしてもらって心から喜べるでしょうか。本当は悲しいですよね。
休んでいる間、子ども達は退屈になり「〜してあげようか?」と言ってくることがよくあります。
この場合、暇をつぶさせることになり長引かせる対応といえます。
「お母さん聴く気にならないからいいわ」と断りましょう。

 

ちょっと、息子との会話が増えると、嬉しくなって甘い対応になってしまうどうしようもない母親でした。反省です。

 

 

不登校中のお金

 

息子はあいかわらずの自由な生活です。
この時期、お金に対する要求が増えてきました。そのことを支援の藤本先生に問い合わせてみました。

 

 「最近お金をほしがって困っています。(100円200円ですが)

先生「お金を何に使いたい?」

 「100円ショップでCDやMD・古本屋でゲームの攻略本・出かけた時の飲み物やお菓子を買いたいといいます」

先生「土日ですか?」

 「平日も言います。ただし平日は3時以降に出かけているようです」

先生「渡さないようにしてください」

 「本人に理由なしでダメと言ってかまいませんか」

先生「なぜ渡さないか、親の気持ちはどう考えたらいいかわかりますか?」

 「本来学校にいくべきであるのに、行っていないことによって、時間を持て余し退屈する。それを解消する手段に使うため、本末転倒となってします。又楽しみのための道具を揃えることでそれに熱中し、さらに学校へ気持ちが向かない。このようなことでしょうか」

先生「正解ですね。加えるなら、親として学校を休むことを認めているわけではないので、休んで買い物に行ったりすることも善しとはしていない。
かといって外出まで禁止してしまうと負荷がかかりすぎてしまうので、悲しいけど何も言わないようにしている。
だから買い物のためのお金を渡せるわけがない。という気持ちですね。
渡さないと伝える時はこのような気持ちを踏まえて悲しそうに伝えてください」

 

このあともお小遣いの前借りを言ってきたり、買い物に行ってあげるということがありましたがすべて断りました。

基本的には不登校中のお小遣いはなしという対応でしたが、一度とても息子がイライラして荒れている様子の時は、一度だけ渡してもOKとの指示をいただきました。
常に臨機応変という感じでした。

 

 

母の干渉

 

夕方から息子を皮膚科へ連れていきました。

息子は去年の12月くらいから手の甲の傷が治りません。傷が角質化し、そのかさぶたを又はがしとい状態が続いていました。
アレルギーもあるせいか目がかゆくて顔の皮膚も荒れています。

 

診察室には、息子と母親がはいりました。最初息子が先生に説明していました。
そのうち手当ての方法を母が医師に尋ねます。
母と医師が話していると息子がそっぽをむいています。

息子「 もう帰っていいんか?」

母 「あんたが治療せなあかんねんから聞いておかなあかんやろ。」

息子「 お母さんが話しているばっかりやんか!」

医師「 ごめんね。じゃあ、あなたに話すね」

 

このあと医師が息子に対して大人に話すように説明してくださいました。

 

診察室での件を思い出すと、母が出すぎたと反省し、それを息子に伝えました。

母「ごめんな。ちょっとお母さんがでしゃばりすぎたわ。もうお母さんが聞かんでも自分でできるようになってんね」

息子「 うん。親が知らんでも子は育つやで」

 

最初、自分の干渉?を反省したのですが、後日又違った意味の問題を指摘していただきました。

 

添削
この場合、お母さんの中で気持ちを切り替えることですね。子に謝罪することではありません。
本人の性格から考えると、自分ではできなくて依存していても、親に対して自分の立場がよくなったと感じさせてしまいます。

 

う〜ん、なかなか、難しいです。

 

藤本先生からツイートをいただきました(^_^)v