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子どもの不登校期間中は、色々な本を読みました。
中学生の息子の方は、会話の中身の問題でなく、会話を続けることが問題でした。もうこちらは、訪問の先生にお任せしていた部分もあります。
しかし、高校生の娘は、会話はできるのですが、うまく結果がでないというか違う方向へ会話が行ってしまうことも多くて・・・
そんな時に手にとって読んだ本が、高校生の娘との会話の参考になりました。

 

 

女の子が幸せになる子育て


女の子が幸せになる子育て
漆 紫穂子

 

女子校の校長先生が書かれた本なので、表題に女の子とありますが、子供との会話の仕方など、覚えておきたい内容でした。
ご興味のある方は、男の子のお母さんもいかがですか?

 

「女の子が幸せになる子育て」を読んで

子どものやる気を引き出す生活習慣

子供のやる気を引き出す生活習慣

「どうせできっこない」という子供の心にスイッチをいれるひと言

「練習したって上達するわけがない」

「どうせ、自分は勉強なんかできない」

 

うちの子もよく言う言葉です。
今までは、「そんなことないよ。がんばればできるよ」って言っていました。
子供の聞きたい言葉はそんなことではなかったんですね
「もし、できたとしたら?」という言葉を掛けるとよいそうです。

 

「できたら、こんなことができるよ。あんなふうになれるよ」と
明るい未来を思い描かせたり、ゴールイメージを膨らませてあげたりすると、心にスイッチが入る可能性が高くなります。

 

たとえば、部屋を片付けてほしい時
『片付けなさい』と言ってもなかなか言うことを聞いてくれないのではないでしょうか。そんな時、子供の頭の中には、部屋を片付けている過程が浮かんでいるかもしれないからです。そうなると途端に面倒くさくなってしまいます。

そこで、

『きれいになったらどんな気持ちがする?』

『きれいになった部屋で何がしたい?友達を呼べるようになるね』

など、片付いた後のイメージが頭にうかぶような言葉を掛けると、不思議と片付けている過程のことが気にならなくなるようです。

 

我が家の娘にチャレンジ

 

『部屋がきれいになったら運気が良くなるよ』の言葉に動かされました。

 

つい、どうせできないからと子供が言うのを聞くと、『そんなことないよ。がんばればできるよ』って言っていました。

子供の聞きたい言葉はそんなことではなかったんですね。

 

家族のより良いコミュニケーション

家族のより良いコミュニケーション

子供の変化と小さなサイン
子供は親に相談したい悩みがあるとき、いきなりそれを打ち明けてくるとは限りません。むしろ悩みが大きいほど、小さなことから話を切り出す場合があるのです。大きい悩みはいきなり口に出しにくいですし、些細なことでも相手が真剣に受け止めてくれるのかどうかを無意識のうちに確かめているのでしょう。
取るに足らない話のように感じたとしても、
『なあに』

と耳を傾けることが大切です。

その際の3つのポイント

1 顔を見ながら聞く

2 途中で話をさえぎらない

3 話を聞きながら『どう反論しようか』『どうアドバイスをしようか』など、自分の心のなかで自分と会話しない

 

私はこの3番目のことが耳に痛かったです。(反省)

つい、『自分はこう思う』をいいたくなっていました。黙るだけでなく、心も聞く状態にしないといけませんね。

 

聞き上手になる三つの方法

  1. 相手の発した言葉を受け止め相手に返す
  2. 話を聞くとき、さりげなく相手の動作を真似してみる

    わざとらしいと逆効果ですが、手振りや姿勢など、似たような動作をすることで、相手は無意識のうちに一体感を感じます。

  3. 相手のペースやトーンにあわせる

    子供がゆっくりと話しているのに、親が、忙しいからといって早口で返事をしたり、また、相手が興奮気味に話しているのに、こちらが落ち着いていたりすると話が止まってしまします。(中略)

    このときのコツは、相手が息を吸ったり吐いたりするタイミングを良く見て、呼吸を合わせていくことです。

 

1つめの方法は、よく聞きますよね。でも、これもオウム返しではダメだと感じました。

この本を読んで我が家流に実践してみたことがあります。

 

娘が話しかけてきたら、

  1. まず、手を止めて娘の方を向く
  2. 返事はすぐに返さずに、ひと呼吸おくまで待つ
  3. 話を聞いている間は、相手と呼吸をあわせるようにする
  4. 返答が必要な場合は、すぐに返事せずにお父さんに聞くと保留にする
  5. お父さんに、家につくまでに娘の件を連絡しておく。(打ち合わせ)

 

他愛のない雑談なら③までで対応できますが、複雑な返事に困るような話の場合は⑤まで実行です。

 

実際に試して、もちろんうまくいかない場合もありましたが、今回の本や支援の先生に教えてもらったおかげで、娘とは現在普通に会話ができる関係性を保てています。

もし、子どもとの会話がうまくいかないと思うご家庭があれば、我が家はこういった本で会話の糸口をつかむことができたので、いかがでしょうか。

 

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コメントいただきました

 

コメント(ティカさん)
私もこの本読んだら、反省しそう・・・

「部屋を片付けてほしい時」の文字に、思わず目を見張っちゃいました

なるほど、今度そんなふうに言ってみますね。

実はさきほど、アマゾンでこの本注文しちゃいました。薦められると読んでみたくなってしまう私です。読ませてもらいますね

→ティカさんへ返信(ちゃろ)

ティカさんは、本はお好きですか?

私も結構本は好きなんですよ。不登校中は、それこそ中毒のようにたくさん読みました。

ネットの情報は利用できなかったので、本ばかりでした。

でも、図書館や古本屋でしたけど・・・

今回の記事は、去年の夏前に書いたのですが、なかなかアップする暇がなくてね

ちょっとでも、興味を持っていただければうれしいです

ぜひ、ティカさんの感想を記事にしてくださいね。待ってますよ。

 

コメント(かのんさん)

私も早速アマゾンで注文(自分で出来ないのでダンナにしてもらいます)します。

年末、娘の部屋が掃除機がかけられないほどに床にものが散乱。

アイメッセージで伝えても、実行しない娘にいらつくばかりでした。(娘いわく、「かたづけの途中なの」禁断の引き出しと小物入れに手をつけ、収集がつかなくなったよう)です。

へらずぐち(としか言いようがない)をたたく娘に大噴火の所を年明けにいらして下さった訪問の先生に救っていただきました。片付けに次男も加わりつつ(先生いわく「まず、捨てるものととっとくものをわけろ。捨てるものはどんどん捨てろ」と年末に自分が言われたセリフをそのまま妹に言っていたとか)

そして2時間後「終わりました~」の先生の首には娘がバザーでゲットしたシャボン玉と怪傑ゾロリのフィギュア…

「これあげる~」って先生の辞退にも娘は耳を貸さず、半ば強引に首にかけられたそうで…

ああ…やっぱり私のDNAを受けついでいます。

またおすすめの本があったら教えて下さいね。

ちなみに今朝はこの娘、「つば飲むとのどが痛い~」って泣きながら登校しました
はああ~頑張らねば。

→かのんさんへ返信(ちゃろ)
年末・年始に掃除大会だったんですね。

訪問の先生の2時間の掃除はすごいです。訪問の先生の様子を想像して思わず笑っやいました

この本の、聞き上手になる方法はなるほどと思ってためになりました。
でも、かのんさんならもう身についているかも。

本の紹介をさせてもらうと、自分の身に付く気がします。又お付き合いくださいね。

 

コメント(ティカさん)

また、来ちゃいました

私は読む時と読まない時の差がありすぎ?不登校に関する本は結構読みましたね。あと中学受験や教育に関する本もかなり・・・昔は詩が好きでした~

 

で、今回のこの本をアマゾンで検索していたら、姉妹本のような本があり「男の子がやる気になる子育て」という本なのですが・・著者は違うのですが、男子校の教師で(だったような?)漆紫穂子さん一押しで、表紙も似たような感じで・・・男の子版が出版されたのかな~と気になったのですが、まあ、ちゃろさんご推薦のこの本をまずは手にしてみようと思いました。感想を私の記事にですか~??わっ

私も書きかけの記事いくつかありますよ。そのうち・・・なんて思っているうちに、なんかタイミング逃したかな~っていうのもあるのですが、どこかでこじ付けて世に出したいとは思っています。はい。

→ティカさんへ返信(ちゃろ)

何回でも、大歓迎~ティカさんも、たくさんの本を読まれたんですね。心に残っている本はありますか?ぜひ、教えてくださいね。

アマゾン、覗いてきました。確かに男の子バージョンありますね。
同じイラストレーターさんでしょうか?又探してみますね。

ティカさんの書きかけの記事、読みたいですね。楽しみにしています。