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- 我が家の不登校の軌跡(中学生の息子)
中学2年生で再登校後、初めての夏休み。
家にいる時間が増えると、どうしても姉弟ケンカが増えてしまいます。まだ、親がその 対応方法がわからずに、右往左往している状況でした。
わからないことは、すべて藤本先生に確認です。
姉弟ケンカ
娘がパソコンをしていました。息子はソファでテレビをみています。
父・母も同じ部屋にいました。
あんた(息子)、なんでソファのクッションぐちゃぐちゃにするん!
うるさい!自分もしてるやろ!
私が座っても壊れへんし。あんたが、重いからやろ
息子が娘に腹をたてて、パンチ。それが、娘の手に当りました。
娘は怒って、息子にクッションを投げてきました。息子もやり返そうとします。
もう、いいかげんにしなさい!(`Д´)
まだ続けています。父に注意してもらおうと声をかけました。
おまえら!いいかげんにしろ!(`Д´)
もう、だからこの家いややねん!
娘ソファを蹴飛ばして、泣きながらその場を離れました。
会話ノートで添削してもらいました。
この父・母の対応でOKです。しつこくなりだしたら、「うるさい」「いいかげんにしろ」など、どちらか一方に向けて言うのではなく(絶対にどちらかの立場になって話さない)抽象的に二人ともに向けてストップかけてください
特に先生からの指摘はありませんでしたが、母の娘への返答も問題ありそうです。今なら娘の気持ちをくんで返事をすることも大事だとわかりますが、この時はとりあえず流しておく対応しかできませんでした。
夏休みの生活
夏休み中の生活のことで、藤本先生にうかがいました。
昼夜逆転しています、注意するべきでしょうか
訪問の先生方にまかせておいてください
息子の携帯が故障したのですが、これを機に解約するか、やっぱり修理するか迷っています
携帯は友達とのやりとりがあれば必要ですが、息子さんの場合は、やめた方がいいかもしれません。これも、訪問の先生に聞いてみますね
ゲームを売りたいと言っているのですが、父親は反対しています。
買う間隔が1ヶ月もあいていないこともひっかかります。父親は、せっかく買ってやったものをかってに売るのが嫌みたいです
買いたいから売るのであって、どちらかというのは無理です
夏休みの宿題について、親からは何も言っていません。訪問の先生が来た時だけやっているようです。本人は『できるとこだけでいいんや』と言います。それでいんでしょうか?
息子さんの場合、背負っている借金(勉強)が大きいため、今の段階で全部自分ひとりでするのは難しいです。つきっきりでしないとできないでしょう
つい、再登校できて夏休みに入ったので何もかも普通に戻った感覚になっていました。
しかし先生方の目から見ると、まだまだなんだなぁと再認識。私が不足・不満・不平を言わないようにしないといけないんだなぁと反省です。
ゲームが壊れた
息子のゲーム機(PSP)が調子が悪いようです。
買い換えてほしいのでしょうけれど、『○○が欲しい』となかなか言えない息子です。
買い物のついでに、店に見にいくと18900円。高いです。とっても・・・
それを見かねて、父親が提案してみました。
お父さんのを使うか?
え〜、いいわ(いらない)
これを聞いて、お父さんが切れました。
その後で、息子の方から『それでもいい』と言ってきたのですが、その日は、保留となりました。
私は、毎日使っている物なので、壊れてくるのも仕方ないのかと思います。しかし、父親はまだ動いているゲームの扱いがぞんざいなことなどで、納得がいかないようです。
新しく買い換えるのか?
父親の機械を使わせるのか?
今のままがまんさせるのか?
どの方法がよいのかわからず、藤本先生に伺いました
修理できないのでしょうか?訪問の先生方に聞いてみると修理にだすのが普通のようです
本人の財布と相談ですね
息子は、お小遣いがほとんど残っていません。
それでも、修理の方向で考えていたのですが、父親が、息子がゲームをしているのを見て、『なんや、動いているやんか』と言うと、怒って息子は寝てしましました。(夕食もぬきでした)
結局、このゲーム機の話は、この時は消えてしまいました。
動いていたようですね。なんだか、私が先回りして心配していたのでしょうか・・・
後日、藤本先生からこの息子のゲーム機の件について、伺いました。
今はほっておいて、自分から訪問の先生に言うから気にしなくていいです。
父親の対応も間違っていません。
学校と2学期にむけての話合い
この日、学校側と2学期以降のことでの話し合うために、支援の藤本先生に学校へお越し願いました。
学校側は、校長先生・特別支援の先生・担任のT先生です。こちらは、復学支援の藤本先生と私でした。
学校側は、登校できたことを喜んでくださいました。しかし、再登校後2週間ほどで、夏休みに入りましたので、本番は9月からという感じでしょうか。
生活リズムがつかめず辛そうにみえる。夏休みの宿題は大丈夫か?などのことで、いろいろ考えてくださったようです。
今の時点では生活リズムに関しては、ノーマークにしています。まず、登校が第一目的です。言葉で言ってきかせられない状態です。失敗することで、本人に痛みをわからせるようにしています
再登校後の授業中の様子を伺いました。事前に各教科の担当の先生に聞いていただいたようです
【英・数】 授業を聞いているのが辛い様子。
立ち歩いたり騒いだりはないが、精一杯我慢している。
手をかきむしるなどの様子がある。
【国語】 書き写すのはできる。思考力を問う問題は難しい
【社会】 授業を聞くのはできている。しかし、知識がないので苦しそう。しんどそう。
【理科】 実験は楽しそうにしている。新しい知識を学ぶのは、しんどい様子。
【体育】 みんなと一緒のことをするのが、難しい。体力的にきつい。別メニューの必要はない。辛い表情をし、回りが引くような動作を見せる。
夏休みの宿題に関して学校側も、心配されていました。調べ学習は訪問の先生にサポートしていただいていました。
学校側は、2学期から特別支援も考えておられたようです。もちろん、夏休み前の授業中の様子をみれば、うなずけます。
この件に関して、できれば放課後補習のような形が望ましかったのですが、学校のシステム上難しいということでした。
息子は、自分でできないくせに手を出されるのが嫌といった傾向もありました。
勉強に関して、わからないことを理解したいために、イッーっとなっているのではなく。前に進まないことに、イラだっている。勉強で伸びていくタイプではないかもしれないです。学校が休みの日に補習などは難しいでしょう。
母親の愛情不足ではないでしょう。少し引いた話し方をされるので、誤解されることもあるかもしれません。手をかけすぎていた結果でしょう。
担任のT先生から、再登校後から夏休みまでの授業中の様子を記録した資料をいただきました。勉強面で、息子はかなり苦労している様子です。
しんどそうな様子をしたり、手の傷をかいたりと、周りのクラスメイトの息子を見る目も気になります。
汗をよくかいている点も、保健室で汗をふいたり、ペーパーでふきとったりといった提案も担任からありました。
1時間半ほどの時間で終了となりました。
まだまだ課題は、山積みですが、学校も協力してくださいます。
一つずつ、解決して進んでいくのが、一番の近道ですね。
流血事発生!
この日娘は、昼からクラブでした。息子も、夏休みで家にいます。
昼前に、娘から電話がはいりました。
娘『お昼のチャーハンこがした。どうしたらいい?』
電話での会話の中で、この日にあった近所での女子高校生の自殺事件のニュースのことを娘にも話しをし、たしなめたのですが、
娘 『私だって、なんどもそう思った。パソコンないとストレスたまる!』
愚痴のオンパレードでした。
娘との電話の後、藤本先生へ電話をかけます。
相談の電話の途中で、家から電話が入っていました。先生の電話の方にも、電話が入ったみたいで、一度切りました。
その間に、家からの電話着信があったので、かけてみます。すると、息子が電話に出てリビングの扉のガラスが割れたと言ってきました。娘とケンカしたようです。
ちょうど、訪問のM先生とN先生がこられていて、M先生が電話口に出て状況説明をしてくださいました。
再度藤本先生から電話がはいります。息子と娘のトラブルのことも報告しました。
すると、N先生から藤本先生へ電話が入ったようで、もう一度中断です。
少しして、藤本先生から連絡をもらい、ケンカの顛末を聞きました。
どうやら、口げんかがエスカレートして、息子が娘を殴ろうとしたようです。
娘は、逃げようとしてリビングの扉をしめます。
ちょうどそこへ息子のこぶしが当たり、扉にはめてあったガラスが粉々に割れて飛び散った状況でした。息子も、娘も擦り傷程度の怪我をしています。
ちょうど、訪問の先生が来ていただいていた時だったのがよかったのかどうか・・・
訪問の先生が後片付けまでしてくださいました。
家にほうきといった掃除用具がなかったので、近所のホームセンターまで買いにいってくださいました。
この件の今後の対応を藤本先生に伺いました。
親が子を叱る
19時 主人と時間をあわせて一緒に帰宅しました。
息子が、待ち構えていた様子で謝ってきました。そのあと、娘がクラブから帰ってきました。
息子と娘の前でお父さんから話しをしてもらいます。
ごめんなさい
ごめんなさい。全部、俺が悪いんや
いらんこと言わんといて!
全部俺が悪いんや
息子は、しょげてしまっていてうなだれています。
おまえだけ責めているんと違う。今度こんなことがあったら許さへんで
この後、まだガラスが落ちていたので、もう一度掃除でした。
パソコンがつぶれた件について藤本先生に伺いました。
ただし、娘さんから「ストレスたまるから早くして」といわれても、お金もかかるし時間もかかるから待つようにとはっきりと言ってください要求ばかりでは、筋がとおらないとわからせてください。娘さんは、こんなにしんどいのに(慰めて・私は悪くない)とアピールしてくるかもしれません。この場を同情せず、『やることは、やれ。今までお前の言い分を聞いてあげたやろ。』と切る感じで対応するように
藤本先生から、お母さんがもっと怒っても当然ですよ。一人で抱え込むのは無理だからと言ってもらいました。
このときは、怒るほうがパワーがいると思っていました。
まだ、感情とむきあうことができませんでした。
藤本先生からツイートいただきました(^^)/
小さいことから大きいことまで困り事沢山ありましたよね( ˊᵕˋ ;)💦どこから、どのように手をつけていくべきか分からなくて戸惑ってどの処理もできないことありますね。ひとつひとつ確認して理解を進めてこられたので多くの対応方法が知識としてストックされていていますよね( *˙ω˙*)و グッ! https://t.co/Hmp5meEoD0
— FujimotoTaku (@TakuFujimoto) January 30, 2020